現代の女性は忙しい毎日を送っています。毎日の料理をしながら、洗濯物を取り込んだり、子どもの話を聞いたり…。「マルチタスクに追われて心に余裕がありませんでした」と話すのは、3児の母で整理収納アドバイザー1級の高岡麻里恵さん。ここでは、家事や心がラクになる「キッチン収納」の例を紹介。食器を置くところや重ねる枚数など、今日からできる具体的なアイデアばかりです。

パンパンに詰まった収納をやめて、「1アクションで取れる配置」に変えました
パンパンに詰まった収納をやめて、「1アクションで取れる配置」に変えました
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引き出しがパンパン…「つめ込み収納」に時間をとられた

パンパンの食器収納

以前のわが家のキッチンは、とにかくつめ込み型。便利そうなグッズを見つけては買いたし、すき間を見つけたら「ここにも入るかも」と埋めていました。その結果、引き出しの余白がないほどパンパンに。たとえば、

・お玉を取るためにフライ返しを移す
・ラップを探して引き出しを2つあける

そんな“たった数秒”の積み重ねが家事へのあせりを加速させていました。料理そのものよりは、「探す・どかす・戻す」動作にムダな時間を取られていたのです。

キッチン収納のカギは「1アクション」で取れること

カトラリー

そこで私が見直したのは、取り出す・戻すといった動作の回数。「1アクションでものを取れるか?」を意識しました。

●調理道具は各1セット。そのまま取れる配置に

以前はお玉もフライ返しも泡立て器も2〜3本ずつもっていましたが、今は「一軍」だけに厳選。お玉1本、フライ返し1本、菜箸1セットでキープしています。

そして収納するときは、重ねず、立てず、横に並べるだけ。引き出しをあけたらそのまま取れる配置にしました。

●子どもの食器は下段に置き、重ね置きは2~3枚まで

昔はお皿が割れにくいからと棚の上段にまとめたり、種類別でたくさん重ねたりと、大人から見てきれいな状態にしていました。しかしごはんを準備するたびに「ママ、お皿取って!」と呼ばれることが多かったのです。

そこで、食器をしまう高さや取り出しやすさも見直しました。子ども用のお皿は、いちばん下の引き出しに置いています。プレート、小さめの茶碗、コップを重ねるのは2〜3枚まで。手前に余白をつくって、そのまま持てる状態にしています。

ごはんの前には、「今日のお皿をお願いできる?」と声をかけるだけ。自分たちで取り出し、ダイニングまで運んでくれるようになりました。少し置く場所を変えただけで、私が全部やっていた家事が“子どもと一緒に準備できる”家事に変わったのです。

●食器は「1種類につき家族分+予備1枚」にした

ついでに大人用のお皿も減らし、食器は1種類につき家族分+予備1枚までにピックアップ。重ねる枚数は2〜3枚までにおさえて、お皿を探す動作をなくしました。

動く数を減らすだけでなく、家族の動きやすさで考える。それもわが家で大切にしているポイントです。