大の漫画好きとしても知られるTHE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さんが今イチオシの作品を紹介。ここでは、鬼と人間の和風恋愛ファンタジー、『鬼の花嫁』について語ります。
鬼と人間の和風恋愛ファンタジー
『鬼の花嫁』富樫じゅん/作画、クレハ/原作 スターツ出版刊 ①~⑧巻
“あやかし”と人間が共存する日本。女子高生の柚子は、あやかしの花嫁である妹と比べられ冷遇されていた。そんなある日、最強のあやかしである鬼の次期当主・鬼龍院玲夜(きりゅういんれいや)と出会い…

鬼の花嫁 1 (noicomi COMICS)
なにげなく読み始めたはずなのに、気づいたら完全に引き込まれてしまったコミックです。いわゆるシンデレラストーリーの趣(おもむき)もありますが、舞台は“日本のあやかしと人間が共存する世界”。その中で、あやかしの頂点に君臨する鬼龍院家の次期当主である玲夜に、花嫁に選ばれてしまう女子高生・柚子の物語が描かれます。
柚子は、自身の妹が妖狐(ようこ)の花嫁として迎えられたことをきっかけに、実の家族からさえ冷遇される日々を送っていました。そんな彼女の前に、鬼龍院玲夜が現れるのです。相手をよく知らないのに花嫁だなんてと思いつつも、妹や両親の柚子に対する扱いがあまりに酷く、結果、柚子は家を出て、玲夜の元へと身を寄せることになります。
復讐(ふくしゅう)劇のような緊張感も漂い、息つく暇もなく物語が展開するので、ファンタジー、恋愛、サスペンスが巧みに絡み合い、次から次へと読み進めてしまう面白さがありました。
