一緒に暮らさずとも支え合える家族の関係
すべての画像を見る(全4枚)有名な女優さんが介護のために一線を退いていたという話が本当に過酷な時間であったと同情されたり、介護を見据えて二世帯住宅に住むという話が美談として語られたりすることがあります。家族を見捨てない、最後まで家で面倒を見る、というのは本当に頭の下がる決断です。
でも同時にその決断によって、子どもが自立したあとの、まだ老いているとは言えない自分の元気な50代からの日々を捧げてもいいのか? という問いが、フランス人を見ていると頭によぎります。
フランス人は子どもに頼るというチョイスがもともとなく、18歳で家を出て行った子どもは自分の足で歩んでいく。お互い尊重して大人の距離感を保っています。
もちろんしょっちゅう「どうしてる?」「元気?」と連絡を取り合い、長い休みには会いに行きます。一緒に暮らしていなくても気にかけている、それが家族なのでしょう。
「こうでなければ」を取り払って自分の人生を考える
「老後は子どもが親の面倒を見るもの、子どもに面倒を見てもらうもの」というのが固定観念になっているとしたら、そうでない社会もあると知ることで気持ちがラクになるかもしれません。
「自分が幸せになるためには人の幸せを尊重する」という考え方もあると、フランスを見ていると思います。
