思い入れのあるものを家にずっと保管していませんか。「自分の子どもの立場になって片付けをした結果、家のものを2日で500個捨てられました」と話すのは、元祖節約主婦として家事コツを発信する若松美穂さん(50代)。ここでは若松さんが「家にあるものを手放せた」エピソードを紹介します。

写真:ゴミ
家のもの500個を一斉処分。思いきって捨てられたヒントを紹介します
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2日で500個のものを手放せた

これまで「ものを1000個捨てた!」といった文字を目にするたび、さほどものが多くないわが家でそこまでは捨てられないだろう、1000個集めるのに何日かかるのだろう、と途方もなさを感じていました。

ところが、いざ片付けを始めましたら、2日で500個のものを手放すことになって驚きました。もし手放したものを数えることでやる気が増すのであれば、カウントする方法はおすすめです。

「子ども目線」でものを残すか考えてみた

捨てたい充電器は危険が伴うので家電量販店に持ち込みました
バッテリーの処分は危険なので、家電量販店に持ち込みました

わが家はどちらかというと定期的に片付けをするタイプです。それでも、いつもより捨てる量が増えたことには理由があります。捨てるか否かの判断で「視点を変えてみた」のです。

これまでは「今とこれからの暮らしに必要かどうか」という判断基準で、視点が自分側にありました。それを今回は、わが子の目線に変えてみたのです。思い入れのある品を残しておいても、いざ私がいなくなったら子どもたちはどうするだろう? そう考えると、一気に捨て作業が加速しました。

わが家の子どもたちは、結構サッパリとした性格。私が迷ったとしても、彼らの反応を想像すると「残してもよいかな」「これはいらないよね」という声が聞こえてくるようでした。

昔の説明書・年賀状を300枚ほど捨てた

写真:説明書

ちなみに、今回捨てた500個のうち300個ほどは紙・書類です。

たとえば、いらなくなった説明書はそのひとつ。すでにわが家にはないテレビやパソコンの説明書が大量に出てきました。そのほか、過去のスマホの契約書などもずいぶんありましたが、そういった情報はオンライン上でもたいてい確認できます。むしろ、子ども世代は紙の説明書よりもインターネットで検索する方がなじみ深いのではないでしょうか。

また、おつき合いが疎遠になった方のメッセージカードや年賀状なども手放しました。私は覚えていても、彼らにとって私は「もう知らない人」で、内容も「わからないこと」。昔の大切な思い出は私の頭のなかにありますから、それでよいと思っています。

●今必要な書類も取り出しやすくなる

実際に電子機器を修理に出す機会があったのですが、この整理が役立ち、すぐに必要な保証書を取り出すことができました。ついでに、家族全員が見てもわかるようにすべてをまとめ、家族用のチャットにも「この場所に保証書があります」と周知しました。

懐かしい思い出の品も思いきって捨てた

さらに150個は小さなものばかりでしたが、私や夫の思い出のものだと気がつきました。たとえば、出かけた先のチケットの片割れや入場券、地図などです。

私にとっては懐かしいものでも、彼らにはただの紙です。もちろん“1つだけ”と決めてとっておくものもありますが、数はかなり減らしました。家や私の遺品を片付けることになったら、いちいち開いては見ないだろうし、見てもとってはおかないだろうと思いました。

●知人のエピソードを聞き、手放すことを決意

というのも、周囲にはすでに親の荷物整理・身辺整理を経験した人が多くいます。彼らいわく、細かいところまで見ている余裕はないのだとか。たとえ、親が大切にしてきたものであっても、子どもの趣味と異なればいらないものになるのもうなずけます。

実際私も、祖母や父の荷物を整理したときはざっくり見て、一気に捨てる流れだったことを思い出しました。そのきっかけもあり、ものを手放すことを決めたのです。