服を探す前に、自分を探そう

公園を歩く女性
※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)
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私は、まず自分という人間を深く知り、自分自身を明確にしていくことを大切にしています。そうすることで、服選び、ひいては人生選びまで軸がブレなくなるからです。

そのために必要な作業として、私は「あなたの『なりたい』『好き』『似合う』の3つを考えましょう」とお伝えしています。

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「なりたい」「好き」「似合う」の3つが混ざったアイテムを選ぶのがおすすめですが、3つをバランスよく取り入れるのがちょうどいい方もいれば、どれか1つを突出させたい方もいて、そのバランス加減には個人差があります。

今回は「なりたい」についてお話しします。「こういうふうに生きたい」とか、「こんな人に憧れる」などの思いを指します。つまり、あなたにとっての哲学・美学・骨に刻みたい言葉です。一例として、私が服を選ぶ基準の「なりたい(こう生きたい)」を以下に挙げてみます。

・できる限り身軽でいたい

・子どもの頃からの憧れや願いをかなえたい

・やりたいことに没頭していたい

私は「なりたい」を考えた結果、服が少なくなり、「制服化」につながりました!

「なりたい自分像」を表現する

ここでは服を選ぶ基準とは別に、ファッション的に「なりたい(表現したい)」姿についても考えてみることが大切です。私が考える「なりたい自分像」は、こんな感じです。

・ポップでありたい

・飄々(ひょうひょう)としていたい

・文化的でいたい(見た目でもそれを表したい)

・自分の心を支えてくれたブランド&デザイナーの服が着たい

・複雑で、底知れぬ者でいたい

もし、全知全能の神に「お金も才能もあげるから、なにになりたい?」と聞かれたら、あなたはどんな自分になりたいですか? 想像して浮かんできた姿こそが、あなたが心から望む「なりたい自分像」です。

この「なりたい自分像」にのっとって、行動・選択・表現をすることができていると「今の私、とても自分らしく生きているな~」と感じられて、心が満たされます。

「なりたい」の解釈は人それぞれ

私は「欲しいものを手に入れたい欲」よりも、「身軽でいたい欲」の方が強いため、突発的にお買い物をすることはありません。しかし、「ピンときたものはすぐに買って使う」「欲しいものを買い逃したくない」という哲学をもった友人もいます。

「なりたい」の解釈は、人それぞれあります。私のように「考えてから買う哲学」も、友人のように「買ってから考える哲学」も、どちらもすばらしい考え方で、そこに優劣はありません。

人の内面はとても複雑です。「なりたい」は、自分自身と真剣に向き合って、考えないと出てこないものです。「こういうふうに生きたい」という哲学に、外見から近づけていく方法もありますが(もちろん、その方法もとてもすてきです!)、私は、まず言葉と思考を深掘りしていくことに重点を置いています。

自問自答ファッション 制服化スタイリストが教える自分らしく生きるヒント』(朝日新聞出版刊)では、今回ご紹介した「なりたい」「好き」「似合う」の3要素のうちの残り2つ、「好き」と「似合う」についても解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

自問自答ファッション 制服化スタイリストが教える自分らしく生きるヒント

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