更年期になると、口や目も乾いてくる
すべての画像を見る(全5枚)腟と同様に乾きやすくなるのが、目や口などの粘膜です。
まず目は、「ドライアイ」が増えてきます。エストロゲンの減少により粘膜のうるおいが保てなくなり、目がゴロゴロしたり、乾燥性角結膜炎を起こしやすくなったりします。自律神経の乱れによって血流が滞り、眼精疲労などの症状も現れやすいことも。
また口では、唾液の分泌が減って口の中が乾く「ドライマウス」が増えます。口の中がなんとなくネバネバする、飲み込みが悪くなる、口臭が気になる、歯周病が進むなど、さまざまな不快な症状が増えていきます。
閉経後の女性がとくに注意したいのが「緑内障」
最後に、私の専門外ではありますが、目の不快感について少し補足させてください。
みなさん「アイフレイル」という言葉を聞いたことはありますか? これは加齢や生活習慣によって目の機能が低下した状態を指します。
更年期以降、眼精疲労が増えることは前述のとおりですが、閉経後の女性がとくに注意したいのが「緑内障」です。私は眼科医ではないので詳しい解説は控えますが、閉経後の女性は、緑内障の有病率が上昇する傾向にあります。
緑内障の初期症状は、下記などがあります。
・視野が欠ける
・視野が狭くなる
・視力が低下する
かすみ目、疲れ目などがあると、緑内障の初期症状のサインを見逃してしまう可能性も。「あれ?」と思う目の不調を、「更年期だから…」「年のせいだから」と放置せず、目の機能低下(アイフレイル)のリスクを意識し、定期的な眼科検診を心がけましょう。
※ 更年期の症状の感じ方、対処法は人それぞれ異なります。ご自身の体調に不安がある場合は、早めに医療機関を受診してください

