自分の“好き”にフタをするのはもったいない

ネイリスト女性
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以前取材でお会いした、ネイリストとして活躍する女性は、40歳をすぎてからネイルの世界に飛び込んだ方でした。

彼女の両親がネイル業界に否定的だったため、英語が得意だった彼女は周囲の期待どおりに語学系の学部へ進学。長年外資系企業で活躍していたそうです。

それでも自分の“好き”にフタはできないものですね。「これが本当に私のやりたいことなのだろうか?」と自問し、専門学校への入学を決意。今では、大好きなネイル業界で忙しく過ごされています。

10代の若者と机を並べて学んだことも「本当に楽しかった」と、いきいきとお話しされていたのが印象的でした。

●好きなことに没頭する姿勢は人生の「宝」になる

自分の“好き”にフタをして、違和感を抱えながら人生を歩むというのは、非常に苦しいだろうと想像します。そうして過ごした時間がまた、とてももったいない。

たとえ好きなことが仕事にならなくても、没頭していた姿勢はムダにはなりません。挑戦して失敗して、どうすれば成功できるかと考える。その一連の経験で培った力は、人生においてさまざまな局面で生かされるからです。

先のネイリストの女性は、「“好き”って本当に楽しいんだ」と語っていました。

自分がなにをしていると幸せを感じるのか、どうすれば楽しく過ごせるのかを知っていることはなによりの財産です。

なぜなら、自分の“好き”を知れば、自分の人生を自分の手で豊かにできるからです。その“自知力”こそが、自分の人生を幸福に彩ってくれるのです。

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