年末になると家の片付けやものの見直しが気になってきます。ただ、時間も気力も限られている12月。片付ける場所によっては疲れるだけで終わってしまうことも。そこで、3児の母で整理収納アドバイザーの高岡麻里恵さんに「年末に無理して片付けなくてもいい場所」とその理由を教えてもらいました。

クローゼット
忙しい年末、あと回しでもOK! 高岡さん宅が年末に「あえて片付けない」場所を紹介します
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1:クローゼットや押し入れ

衣替えや持ち物の見直しをしたくなる時季ですが、わが家では本格的に片付けないようにしています。その理由は、

・寒くて作業自体がつらい
・「今着ているもの」が判断基準になる
・重ね着をするための服が多く、「いつか着るかもしれないもの」が増える

この時期は、捨てすぎ・残しすぎの判断ミスが起こりがち。捨てすぎて、もっと寒くなった頃に後悔することも。クローゼットは気温が安定する春以降に見直す方が失敗しにくいと思っています。

2:子どものオモチャ・作品

オモチャ

年末年始はクリスマスプレゼントやお正月のお年玉、帰省などがきっかけでものが増えやすいタイミング。この時期に無理に整理すると、すぐに増えて結局やり直しになることも。

オモチャが増える前にパッと見て、必要ないと感じているものの処分や一時置きスペースをつくることはおすすめですが、しっかりと向き合って整理することは12月後半にさしかかった今の時期は避けるようにしています。

わが家では、オモチャの本格的な整理は子どもの生活が落ち着く新学期前や春休みに回しています。