3つの材料でできる「発酵あんこ」
ダイエット中にうれしいのが、量の管理がしやすいこと。発酵あんこは味が濃厚だから、少量でも満足度が高いんです。
おもち1個に対して、発酵あんこは大さじ2杯(約30g)くらいが目安。正直に言うと、市販の甘いあんこに慣れている人には、最初は「あれ、ものたりない?」と感じるかもしれません。でも2〜3回食べているうちに、この優しい甘さに慣れてくるんです。砂糖の強い甘さに依存していた舌が、だんだんリセットされていく感じ。
食べ方のおすすめは、おもちを軽く焼いて、温かい発酵あんこを添えるスタイル。焼きたての香ばしさと、発酵あんこの優しい甘さが絶妙にマッチします。
冷蔵庫で冷やしてデザート感覚で食べるのもおいしいですよ。夏なら冷たいおもちに発酵あんこを添えて、ひんやりスイーツに(アイスのようになります)。罪悪感なく食べられる和スイーツって、なかなかないですよね。
つくりおきしておけば、朝ごはんにも、小腹がすいたときのおやつにも便利。冷蔵庫で1週間、冷凍なら2週間保存できるので、まとめてつくっておくのがおすすめです。
●発酵あんこ
【材料(つくりやすい分量)】
- 小豆 200g
- 米こうじ 200g(乾燥こうじ)
- 小豆を煮た後の汁 200mL
- 塩 1〜2つまみ
●つくり方
(1) 小豆と水1000mL(分量外)を鍋に入れて沸騰後、弱火で40分煮る。
(2) 小豆が指で潰せるくらいの柔らかさになったら火を止めて、ザルにあげて60度まで冷ます。
※ 熱々の状態だと発酵しないので、必ず冷ましてから
(3) 炊飯器に(2)とその他の材料を入れて混ぜる。濡れふきんを上にのせて、フタをしないで保温スイッチを押す。(※ふきんが途中で乾いたら、再度濡らしてのせる)
(4) 10時間後、しっとりなじみ、甘くなっていればOK!
粒あん好きならそのままでOKですが、わが家はみんな「こしあん」が好きなのでハンドフレンダーで攪拌(かくはん)しました。
●ポイント
こうじがパサパサ状態なら、60度の湯を少し入れて混ぜ、状態を見ながら水分を加えてください。塩を入れることで甘みが引き立ちます。
※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
※ 電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります
※ 電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください
※ 液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください





