1年分の衣類をすっきり収める「使いやすいクローゼット収納」を紹介します。教えてくれたのは、夫・8歳の子どもとの3人暮らしの整理収納アドバイザーの岸上のぞみさん(30代)。ハンガーの本数で服の量を管理したり、動線をチェックして収納場所を決めたりと、年間をとおして活用できるアイデアをお聞きしました。

本当に着たい服だけしまえるクローゼットを紹介
本当に着たい服だけしまえるクローゼットを紹介
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服の適正量はハンガーの本数で管理する

ハンガーは最初に買ったものからほぼ増やさずに使っています
ハンガーは最初に買ったものからほぼ増やさずに使っています

わが家のクローゼットは夫と半分に分けて使っています。そこに冠婚葬祭用も含め、1年分の衣類をすべて収納。具体的には、トップス12着、ワンピース5着、スカート・パンツが8着、カーディガン・ベストが4着、アウターが4着、スウェットが3着。合計36着をしまっています。

ワードローブの適正量は人によって異なりますが、わが家の場合は収納スペースから逆算。ハンガーの数を決めていれば、服が収納からあふれることもありません。収納ケースの中も取り出しやすい数を保てるように、買いたしではなく「買い替え」を意識的に行っています。

ちなみに、私のハンガーはアウター用・ボトム用も含めて計20本。クローゼットの端には丈の長いワンピース類、中央にはブラウスを配置しています。

「ワンアクションで取り出せる」のが使いやすさの秘訣

棚を引き出す様子

快適なクローゼットにするため、ケースの中身は細かく分類しすぎないよう工夫しています。

たとえば、インナーや靴下などの下着類を複数の引き出しに分けて収納すると、いざ着るときに引き出しをたくさんあけ閉めしないといけませんよね。ブラトップやインナー、靴下類は、ひとつの引き出しの中に区切って入れることで、欲しいものを一度にまとめて取り出せるようにしています。

この収納方法は、洗濯物をしまうときにも大活躍! こまごました衣類は一緒の引き出しに入れることで、着るまでの動作が増えずに時短もかないます。

捨てるか迷ったものは「手放し待合室」へ

手放し待合室の中身

また、わが家では「手放し待合室」と名づけた一時保管スペースも用意しています。きっかけは、なにも入れていない衣装ケースがあったこと。保留するものの場所をハッキリと区別することで、日々使うもののスペースもすっきりします。今ではお下がりとして知人に渡す子ども服のほか、手放すか迷うコップなど、服以外のものも入れています。

この引き出しを整理するタイミングは、新しく待機させたいものを入れるとき。毎回しっかりチェックするわけではありませんが、少し中を確認するだけでもいるもの・いらないものを見直せるきっかけになっています。