大掃除をあっという間に終わらせ、家じゅうをラクにすっきりさせるコツを紹介します。クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級のあささんのケースです。ここではあささんが実践している、大掃除前にやるべき下準備から、汚れ別の洗剤選び、汚れ落としのコツまで詳しく解説します。

キレイなソファ
大掃除がラクになる掃除のコツとは?
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掃除の前に「ものの見直し」をする

ものであふれた家

まず最初にやるべきは、「掃除」ではなく「ものを減らすこと」です。

ものがあふれている状態では、せっかく掃除しても見た目がすっきりせず、作業効率も落ちてしまいます。ゴミ袋や段ボールを用意し、処分する(捨てる・売る)ものと残すものに分類していきます。スペースがあくだけで、その後の掃除が格段にラクになります。

また、年末はゴミ処理場やリサイクルショップが混み合うため、早めの着手がオススメです。

洗剤と掃除グッズは事前に準備

掃除グッズが入ったカゴ

掃除を始めてから「あれがない!」と買いに走るのは時間のロスになり、せっかく掃除に取りかかったのに…と、やる気もなくなってしまいます。先に必要なものをそろえておきましょう。

●あると便利な掃除グッズ

・ゴム手袋
・酸性、中性、アルカリ性の洗剤
・塩素系漂白剤(カビ取り剤)
・ブラシ(大小)
・マイクロファイバークロス

酸性、アルカリ性など、種類の違う洗剤があると汚れに合わせて使い分けやすく、汚れ落ちもいいので掃除がラクになります。

ブラシやクロスは使い捨てできるものもあると、汚れがひどい場所に使ってそのまま捨てられるので便利です。古歯ブラシなどをためておくのもオススメ。

要チェック!掃除の基本手順

掃除の順番を決めておくと、掃除がスムーズに運び、二度手間がなくなります。大掃除の基本は、「上から下」「奥から手前」「乾いた汚れから湿った汚れ」の3つです。

リビングなら、まず照明や棚の上など高い場所のホコリを落とし、そのあとテーブルやテレビ台など中間の高さへ。最後に床を掃除機→水ぶきの順番で仕上げれば、落としたホコリを何度も掃除する必要がなくなります。

窓サッシのレール掃除などは、いきなり水ぶきせず、まずは乾いたブラシでゴミをかき出すと効率的です。