年末の大掃除は、つい目立った汚れだけに目がいってしまいます。でも、じつは見落としがちなゾーンがあるんです。今回はクリンネスト1級のあゆみさんが、1年の汚れをリセットするときの「見落としゾーン」を徹底チェック。ちょっと手をかけるだけできれいに見える場所を具体的に紹介します。
すべての画像を見る(全6枚)じつはホコリだらけ!家電回りのすき間
テレビや冷蔵庫の上、電子レンジの裏など、普段は手が届きにくい場所はホコリの温床。ホコリは放っておくと、水分を含みくっついた状態になってしまいます。
まだホコリが乗っている状態であれば、空ぶきだけでOK。状態を見て、マイクロファイバークロスなどで軽くふき取るのか、水ぶきをするのかを判断して、今のうちにきれいにしてしまいましょう。掃除機で軽く吸い取ったあとにふくことで、ホコリの舞い上がりも防げます。
年末にまとめてやるより、今のうちにちょこっとリセットするのがラクに仕上げるコツです。
ドアの上、巾木(はばき)、パネル類のうっすら汚れ
目線より上や足もとの巾木(はばき)、給湯パネルやインターホンなどの壁つけパネルは、普段の掃除で見落としがち。巾木や桟(さん)にホコリが乗ってると、ほかがどんなにきれいでもザラっとした印象になってしまいます。これらの汚れは、ハンディモップを使えば簡単に払えます。
パネル類の黒ずみは手アカや皮脂の汚れなので、アルカリ電解水を古布にスプレーしてふき上げます。このとき、液体洗剤はパネルに直接かけないよう注意してください。パネル類がきれいになると部屋全体が明るく見えますし、お客さまがいらしたときにも清潔な印象を持ってもらえます。
小さな汚れも放置すると目立つので、12月前半のちょい掃除で「うっすら汚れ」を落としておきましょう。
洗面所の小物&引き出しの中
歯ブラシ立てやコップ、化粧品・ドライヤーなど、洗面所にあるものは意外と汚れがたまっています。引き出しは中のものを全部出してふくとさっぱりとします。その際、使っているものと使っていないものを整理して、使っていないものは中身が残っていたとしても思いきって処分をしてしまいましょう。
整理のコツは小物の向きをそろえること。ラベルを前面に向けて並べるだけなのに、すごく整ってみえるのでぜひやってみてくださいね。洗面所がきれいだと朝の身支度が気持ちよくなるだけでなく、家族全員が快適に使える空間に変わります。



