年末が近づくと「そろそろ大掃除しなきゃ…」と気が重くなる人も多いのでは? なかでもリビングは、家族みんなが使う場所だからこそ、片付けが上手く進まないケースも。そんなときは、家族をうまく巻き込めば、大掃除しなくても整うリビングがつくれます。今回は整理収納アドバイザーでクリンネスト1級のあゆみさんが、家族みんなを巻き込んでキレイを保つための具体的な方法を教えてくれました。
すべての画像を見る(全5枚)1:まずはだれのものか「仕分け」する
リビングの散らかりは、家族それぞれの「一時置き」や「ちょい置き」が多いのが原因です。しまう場所が決まっていないから起きることなので、まずはテーブルや棚の上のものを「だれのもの?」と声をかけながら一緒に仕分けをしていきます。
子どものオモチャや学校のプリント、夫の趣味の雑誌など、もち主ごとに分けるだけで、片付けるべき場所が明確になります。そのときに「使う・使わない」を“一緒に確認”しながら進めることで、子どもも参加しやすくなります。
仕分けが終わると、なにをどこに戻せばいいかがひと目でわかるようになるため、全員が自然に片付けられるようになります。
2:家族のものの「定位置」を一緒に決める
リビングに集まるものは家族全員が使うものが多いですよね。
リモコン・学校の書類・カギなど、あちこちに置かれがちなアイテムは「定位置」を決めるのがコツです。子どもには「ここに戻すと使いたいとき探さなくてすむよ」と声かけしながら、一緒に置き場所を決めましょう。
自分で決めた場所なら元に戻そうという意識も自然と育ちます。
ここでのポイントは「片付けて!」というのではなく、「元に戻してね」とやさしく声をかけることです。
3:家族で5分だけ「片付けタイム」を習慣に
大掃除のように一気にやるより、毎日5分のミニ片づけが効果的。たとえば夕食後に「5分だけリセットタイム」をつくって、それぞれが自分のものを戻したり、クッションを整えたりします。時間を区切ることで集中でき、達成感も感じやすくなります。
小さい子どもがいる場合は、「5分お片づけよーいドン」の声がけが、ゲーム感覚で家族を巻き込む合言葉に。「お片づけできたシール」など、達成感が見えるものを用意するのもおすすめです。



