気づけば年末、あの「大掃除」がやってくる。「今年も結局できなかった…」とため息をつく人は少なくありません。でもじつは、12月前半のちょっとしたひと手間で、年末の慌ただしさは驚くほど変わります。がんばらなくても家が整い、気持ちよく新年を迎えられる。そんな「小さな掃除」をクリンネスト1級のあゆみさんに教えていただきました。
すべての画像を見る(全5枚)今日から始める!5分でできる「脱・大掃除」習慣
「今年は大掃除をやめたい」と思ったら、まずは今日から小さな掃除を始めましょう。
「5分なんて意味ない」と思いがちですが、じつは最初の一歩こそ「短さ」が大事。まずは1か所だけ・5分だけを目安に始めてみましょう。
おすすめは、朝の支度ついでや夜の歯みがき後など、習慣の延長でできる掃除です。
たとえば、洗面台を使ったあとにタオルで水滴をふき取る、キッチンのコンロ周りを調理後にキッチンペーパーでひとふき。汚れはついたときにすぐにリセットしてしまえば、こびりつくひどい汚れになることはありません。
毎日のついで掃除を積み重ねれば、年末に焦ることがなくなります。大切なのは「全部をきれいにしよう」としないこと。小さな掃除をつづけるだけで、12月後半、「大掃除をしなくてもいい状態」に近づいていきます。
キッチンは「使ったついで」にリセット
油汚れが気になるキッチンは、使った直後が落としどき。まだ温かいうちなら、古布やウェットシートで軽くふくだけでスルッと落ちます。
レンジも使ったらまだ中があたたかいうちにすぐにふいてしまいましょう。
シンクの中も食器を洗ったついでにさっとスポンジで洗う。コンロ周りも飛んだ油が固まらないうちにサッとふく。
キッチンは「1か所でもきれいになるとなんとなく全体がきれいに見える」場所なので、小さな変化が大きな達成感につながります。汚れをためないことが、冬のキッチン掃除をラクにする秘訣です。
リビングはホコリをためない仕組みづくりを
リビング掃除のポイントは、ホコリ対策。
毎朝カーテンを開けたら、ついでにハンディモップで棚やテレビの上をサッとひとふき。床は掃除機を出さず、フロアワイパーでもOKです。
くわえて、家具の脚元に収納ボックスを置いて、「床に直接ものを置かない」工夫をすれば、掃除が時短に。
どんなに整ったリビングでもホコリがあると薄汚れてみえてしまうものです。ホコリは汚れの元凶でもあるので払うのが吉。



