得意な作業を活かして役割分担するのもアリ

かばん
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「高い場所は夫、低い場所は私」「夫は不用品の運び出しと廃棄作業、私は細かな仕分けと収納を考える」というように、分担するのもひとつの方法。こちらも、互いのやり方に口を出さず、さっさと進めるのがポイントです。

片付けのハードルを下げ、無理しない

「今年はここまでできれば十分」と、ハードルを下げることも大切でした。若い頃ならできていた量をこなせなくなるというのは、自然なことです。「ほどほどでいい」「来年に回してもいい」と割りきることで、夫婦がぶつかる原因を減らせるでしょう。

感謝の気持ちを言葉で伝えてみよう

夫婦であっても、思いは言葉にしないと伝わりませんよね。私はこれが苦手でなかなかできなかったのですが、そんな自分を少しずつ変えてきました。「ここ、片付けてくれて助かったよ」「余計なものがなくなったから、掃除もしやすくなった」と言うようにしたのです。

「ものを減らして老後は安全に、身軽に」と強く考えていたのは私の方だったので、(少しばかり文句を言いながらも)協力してくれた夫に感謝して言葉で伝えるようにしました。ちょっとした感謝のひと言でも、相手のやる気がぐんと上がったと感じます。すると私も、ほかの件で多少ムッとすることがあっても流せるようになっていきました。

夫婦の距離感についてはさまざまな考え方があると思いますが、片付けをとおして、穏やかな気持ちで新年を迎えられるといいですね。