今日で最終回を迎えるドラマ『新東京水上警察』。主演・佐藤隆太さんが演じるのは、警備艇で海や川を駆けめぐる「水上警察」のベテラン刑事です。実際の船で撮影されたアクションシーンが大きな見どころですが、さまざまな苦労もあったのだとか…。そんな撮影中のエピソードや、共演者の加藤シゲアキさん・山下美月さんも参加する現場の雰囲気を伺いました。

佐藤隆太さん
佐藤隆太さん

いざというときには周りを引っぱれるようになりたい

佐藤隆太さん演じる刑事・碇拓真(いかり たくま)をリーダーとする水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆けめぐり、事件を追うマリン・クライムエンターテインメント『新東京水上警察』が、これまでの警察ドラマを超えたと話題になっています。原作は吉川英梨(えり)氏の同名小説シリーズ。日本の連続ドラマ史上、初めて水上警察を題材にした本作で、佐藤さんは警察ドラマの新境地に挑んでいます。

「お話をいただいてすぐに原作を手にしたのですが、スケールの大きな事件が次々と起きて、その世界観に圧倒され、あまりのおもしろさに一気に読み進めました。原作の世界観をすべて映像化するのは難しいと理解しつつも、連続ドラマで挑戦する気概を感じましたし、自分に声をかけていただいたことは、とても光栄に思っています」(佐藤さん、以下同)

碇は東京水上警察署強行犯係の係長。事件解決のためなら危ない橋も平気で渡り、仲間のピンチには必ず駆けつける熱い心と正義感のもち主ですが、出世にはまるで興味がないという異色の刑事です。

「碇はかっこいい男だと思います。チームのみんなにつっこまれる隙を見せつつも、いざというときには周りを引っぱっていく力をもっている人間なので、碇のようになれればいいな、と憧れる存在ですね」