「片づけてもすぐ散らかる」「なぜかあか抜けない」そんな住まいの悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。じつは、収納が少なくても、ポイントを押さえるだけですっきり心地よい空間はつくれます。今回は、フードコーディネーターでスタイリストの吉村マサエさんに、がんばりすぎずに“居心地のいい部屋”をキープするためのコツを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全7枚)少ない収納を駆使して、すっきり暮らす
白い空間に、北欧家具や観葉植物が映える吉村マサエさんの自宅。長年住んでいたマンションからこの家に移ったのは5年前のこと。
「つくりつけの収納に収まる量だけにものを減らしました。来客も多いのでサッと片づけができると気持ちもラクです」
夫婦ともに趣味や好きなものが多いと話しますが、快適に暮らすためには毎日の小さな努力も。
「家が散らかるのは帰宅したタイミング。仕事や買い物、旅先など外から帰ってきたときは勢いで片づけます。面倒だけれどいったん置くとイヤになっちゃうから。そのときだけが、あとでラクするためのがんばりどころです」
自宅をすっきり居心地いい場所にする3つの工夫
ものが少なくないのに、いつもすっきり快適な部屋をキープできる秘訣に迫ります。
●1:色と素材に統一感があるから
吉村さんは、家具や家電を選ぶとき、色と素材にこだわっているのだそう。
・電化製品は白と決めて悪目立ちを抑える
キッチンの家電は白で統一。
「使用頻度が少ないエスプレッソマシンもインテリアとして置いています」
・部屋の“木の色”をそろえる
白を基調とした空間に、家具や建具は薄めの木の色でそろえて統一感を演出。
「ソファセットは結婚前に夫が買ったもの。床や天井の色と同じトーンです」


