ブログ「意識低い系妻のワンオペ育児」でワンオペ育児の絵日記をつづり、多くの方から共感されているイラストレーター兼主婦のmitoさん。
ブラック企業OLを経て専業主婦になったmitoさんですが、お子さんとの幸せな生活を送る一方で、モヤモヤを感じることもあるそうで…。
ブラック企業OLからの専業主婦。幸せなんだけれど…ちょっぴり肩身が狭い?
はじめまして。こちらの連載では、育児、家事、日々の出来事、母として妻として家族とともに成長していきたいという思いを込め、自身の「育自」なども描いていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
●ワンオペ育児がつらくない理由
さて、わが家は基本的にワンオペ育児。主人は主に海外での仕事が多いため月に1、2度しか帰国しません。
すべての画像を見る(全6枚)そのため、年間のほとんどを息子のうーたろうと猫のニコラスと私で過ごしております。結婚するときからこうなることは承知の上だったため、当時勤めていたスーパーブラック企業を(無事)退社し家庭に入りました。現在、専業主婦です。
周囲からは
「ワンオペ育児で大変だね」
「旦那さんが全然帰ってこなくて心細くない?」
などあたたかいお言葉を多々いただきますが、え? ブラック企業の激務に比べたら大抵のことがなんてことない!!(笑)
というのも、胃に穴があこうと、血便が出ようと、休ませてもらえない。食事もロクにが取れない、もちろん定時でなんて帰れない会社だったもので…。
それに比べたら、育児、かわいい! 楽しい! 愛おしい!
もちろん1人きりの家事も育児も楽しいことばかりではありませんが、前職で鍛え抜かれ培ったメンタルと体力が子育てでポジティブに発揮されております。
●人からどう見られるかがどうでもよくなった
会社員時代はやれ自分みがきだ、資格取得だ、と躍起になって、同世代の子が活躍しているのをSNSで見ては焦燥感に駆られ、意識高い系女子たちとつるんでは自分も充実した女子になっていると勘違いしておりました。
今になって(やっと)冷静に自分を見つめ直す時間ができたからか、見栄や人からどう見られるかなんて心底どーーーーーでもよくなり、周囲でバリバリやっている方を見ても、家事が効率的こなせなくても“キラキラママ”を目指せなくとも、焦る気持ちもなく今ではすっかりズボラ主婦に。
もちろんあの時間もすべて自分の糧(かて)になっているとは思いますが、「私ではなくともだれでも代わりのきく仕事」と気づき落胆し、会社を去ったあの日に今まで必死になって、もがきつかもうとしていたいろいろなもののすべてをデスク上に置きざりにしてしまったようです。
●とはいえ、専業主婦は肩身が狭い
とはいえ、結婚してからふつふつと感じていること。
それは「なんだかんだ言ってやっぱり”専業主婦”って肩身が狭い…」。
だって私、無収入には変わりないんだもの。
アルバイトができるようになった高校1年生から勤労し続けていたことが影響しているのか、収入がないことへのモヤモヤだけは出産しても消えず、自分の友人への贈り物を選ぶ際や、ママ友とのランチ代自発的になにかしたいときに、人の稼いだお金を使っているという罪悪感がどうしてもどこかにあり、心から楽しめない。
「24時間家族のために家事育児して、立派な仕事だしそこは割りきっていいところだと思う」と家族や友人から言われても、やっぱり自分の収入が欲しい!!!
今までだれにでもできるような事務職をしていた私に一体なにができるだろうか。
正社員と同等にとまでいかずとも、現状に影響のないスキマ時間で自分の収入を得るためになにかできないものだろうか。
このままじゃいかんと、まずは自営業(個人事業主)の友人に相談してみることから始めてみました。
▸専業主婦がフリーランスで働くのは無謀?<ズボラ主婦、育自への道>はこちらから!