二世帯住宅と聞くと「生活リズムが違って大変そう」「プライバシーはどうなるの?」といった不安をもつ人も多いのではないでしょうか。ESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザーのrenaさん(50代)は、義理の両親と玄関のみを共用にした二世帯住宅に暮らしています。お互いの生活リズムを尊重しながら快適に暮らすために意識しているのは、「どこを共有して、どこを分けるか」というバランスだそう。renaさんが実際に取り入れている工夫について語ります。

玄関
玄関は二世帯で共有
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工夫1:玄関は共有、収納は分ける

靴
靴収納は親世帯と子世帯で分けた設計に

これからESSEフレンズエディターとして活動することになりました、renaです。よろしくお願いします!

二世帯住宅で「どこを共有して、どこを分けるか」というバランスについて考えたとき、まずおすすめしたいのが、「靴の収納場所」を世帯で分けることです。

出入り口は同じでも、靴や荷物が混ざると小さなストレスになります。わが家は玄関を入ると右が親世帯、左が子世帯になっているので、靴もそれぞれ収納を分けることに。

郵便ポストや傘立ては共用にしたことで、コストカットもできました。

さらに、親世帯へのドアは上半分がすりガラスになっていて、明かりがついているかどうかわかるようにしました。すりガラスのおかげでプライバシーを保ちつつ、在宅しているかどうかを確認できるのも、安心ポイントになっています。

工夫2:わけ方は生活スタイル・価値観の違いで判断

また、リビングやキッチン、トイレ、お風呂はすべて別にしています。

お互いのインテリアの好みや、食洗機がいる・いらないといった価値観は違うので、それぞれ分けてよかったと思っています。

そして、生活スタイルの違いが大きく出る家事のひとつが「洗濯」。

義理の母は外干し派なので、1階にベランダを設けました。一方、私は、全自動洗濯機で乾燥まで仕上げるのと室内干しの両方を併用するスタイルです。

そこで、洗濯機も干し場もすべて分けて、それぞれのやり方を尊重できるようにしました。分けたことで気を遣う必要がなくなり、お互いに快適に過ごせています。

適度な距離を保ちつつも玄関は同じなので、すぐに様子を見に行けることは、気に入っているポイントです。