毎日暮らしていると、気づかないうちに増えてしまうものってありますよね。今回は、「気づくと増えているもの」と、「手放すための基準」についてご紹介します。元・片付けベタで、もの多めな暮らしをしていた整理収納アドバイザーで、ESSEフレンズエディターのむらさきすいこさんの経験と、訪問整理収納サポートでよくあるケースをもとにお伝えします。
すべての画像を見る(全5枚)1:人に見られても大丈夫?傷んだ靴下
洋服に比べて気軽に買いやすい「靴下」は増えやすいアイテムのひとつです。筆者も以前は引き出しいっぱいの靴下をもっていたことがありました。そして、整理収納サポートでも、大量の靴下のペア探しをする場面がよくあります。
穴があいたり生地が傷んだりしていれば迷わず処分できますが、そうでない靴下は、手放す基準がわかりにくいものです。
筆者の場合、「この靴下で人のお宅に上がれるか」を基準に残すか捨てるかを決めています。
靴下は意外と人から見られているものなので、色あせやゴムの伸び、ヨレが気になるものは、手放す対象にしています。また、片方だけになった靴下は、「1週間だけ保管して見つからなければ手放す」など、保管期限を決めると整理が進みやすくなります。
2:まだ着られるかも?機能性インナー
「まだ着られるし…」と、手放せない衣類のひとつが「機能性インナー」。毛玉ができたりヨレたりしていても、つい着続けてしまうものですよね。
ですがじつは、一般的に機能性インナーの寿命は「3年」といわれています。洗濯や着用をくり返すうちに、本来の機能が落ちていきます。製品によっては、タグに製造年が記載されていることもありますので、衣替えや整理のタイミングで一度確認してみるのがおすすめです。
そこで今回、筆者も自宅を見直したところ、なんと9年前の機能性インナーが出てきました! スキー用としてスキーウエアと一緒に保管していたため、古さに気づかずもちつづけていたようです…。今回改めて確認して、手放すことにしました。