「これからはなるべく身軽に暮らしたい!」そう思ったら、できるだけ体力があるうちに、家じゅうを片付けておきたいもの。ここでは、夫の転勤による5回の引っ越し経験を経て、すっきり暮らしに目覚めたかなさん(40代)が、自身の失敗談を踏まえた「無理のない捨て活」について語ります。
すべての画像を見る(全4枚)1:時間を決めて片付けて“燃え尽き症候群”を防止
捨て活に目覚めた当初、早く家の中をすっきりさせたくて「いらないものはないか? 捨てられるものはないか?」と、毎日片付けのことばかり考えていた私。不用品はどんどん処分していました。
とくに夫の転勤で引っ越しが決まった直後は、期限があるので気持ちも焦り、大型の家具やほぼ新品の食器など、手当たりしだい手放していきました。そのときは、とてもすっきりした気分だったのですが…。
引っ越しを終えて少し経った頃、疲れがどっと出てしまい、そのあとしばらくなにも手につかなくなったことがありました。ものを手放したことに後悔はないですが、夢中になりすぎると、その反動もあることを実感しました。
現在片付けをする際は、適度に休憩をはさみ、続けて1時間以上は行わないようにしています。
2:家族のものには手を出さない
片付けをし始めると、夫の服や本なども「多すぎるんじゃない?」「こんなに必要?」と気になって捨てたくなる衝動に駆られることがありました。その結果、つい「片付けてよ」と不満を漏らしてしまったり。
ですが、冷静に考えると、私も服をたくさんもっているし、読みかけの本もたくさん。自分のことは棚に上げて、人のものが気になってしまっていたのです。
そう気づいてから、自分のものの片付けに集中するようにしたら、その姿を見て夫も自然と片付けをすることが増えてきました。今は「捨て活するのは、あくまで自分のものだけ」と決めています。