「子どもが算数に興味をもってくれない…」。そんな悩みを持つ親御さんにぜひ試してみてほしいのが、人気ゲーム「マインクラフト」を舞台にした親子で楽しむ「計算術」です。「マインクラフト」はブロック数やアイテムの素材数の計算など、じつは非常に計算力が求められるゲーム。YouTube「世界一楽しい&分かりやすい数学授業」などで知られるタカタ先生が監修した『秒速で解ける!マインクラフトで学ぶ魔法の2ケタ計算術』(扶桑社刊)から、夏休みに最適な、マイクラの世界を堪能しながら手軽に実践できる2ケタの暗算の解き方をご紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)夏休み、子どもと一緒にマイクラで暗算術を習得!
現在、子どもたちの間で大ブームの「マインクラフト」。小さい子でもわかりやすいルールでありながら、計算が必要なシーンが多々あるのも特徴のひとつです。
たとえば、「『タテ63マス×ヨコ67マス』の面積の土地は、ブロック何個分の土地か?」「ブレイズロッド1個で焼けるアイテム数が12個としたら、ブレイズロッドが21個あったら何個アイテムが焼けるか?」といった問いを考えなければならないときも、瞬時に暗算し、答えられる人はあまりいないはず。
でも、「魔法の計算術」を使って、簡単な計算式をマスターすれば、あっという間にブロックやアイテムなどの必要な数がわかるようになるのです。
では、魔法の計算術とはいったいどんなものなのか? 具体的に見てみましょう。
自然に算数に興味をもてるようになる「魔法の計算術」とは
先ほど例にあがった「タテ63マス×ヨコ67マスの面積の土地」は、計算式に表すと「63×67」です。ひっ算すると時間がかかってしまいますが、魔法の計算術を上手に使えば、2ケタ同士のかけ算も簡単な方法で計算できます。
では、「63×67」を魔法の計算術を使って、解いてみましょう。
ステップ1)一の位同士をかける
まずは、一の位同士をかけ算します。63の「3」と67の「7」の場合は、3×7で答えは21です。ここで出た数字は、回答の一の位と十の位になります。もし答えが1~9の間だった場合、1の位が1桁なので、十の位の位置を埋めるために0をつけて2桁の形式にする必要があります(例・1×3=3の場合は「03」)。
ステップ2) 十の位同士と「十の位+1」をかける
続いて、十の位の6と、6+1をかけ算して42。ここで計算された数字は百の位と千の位の数になります。ステップ1とステップ2で計算した二つの数字を並べると、答えは「4221」になります。
驚くほど簡単に、かけ算が解けるのです。