爽やかな香りと鮮やかな緑が魅力の大葉には、夏に取り入れたい栄養がたっぷり含まれています。今回は、農家の娘として旬の野菜レシピを発信するセリナさんに、大葉の知られざる健康効果や選び方、保存方法まで、詳しくご紹介してもらいました。いつもの食卓に、もっと大葉を活用してみませんか?
すべての画像を見る(全5枚)1:大葉の旬と基本情報
大葉の旬は6〜9月。まさに夏の薬味として大活躍する時期です。
防腐作用があり、お弁当やつくりおきにも重宝する大葉。食欲を刺激するだけでなく、気分もリフレッシュさせてくれるさわやかな香りは、魅力のひとつとなっています。
また、大葉は古くから薬草としても親しまれてきた存在。漢方や民間療法にも用いられ、暑さや疲れやすい時期の体調管理に役立てられてきたんですよ。
2.:夏にうれしい!大葉の栄養と働き
大葉には、夏の体調管理にうれしい栄養素がたっぷり含まれています。
とくに注目なのは、野菜のなかでもトップクラスの含有量を誇るβカロテン。免疫力向上や紫外線ダメージから肌を守る働きが期待でき、暑さで弱りがちな体のコンディションをサポートしてくれます。
さらに、大葉の香り成分には、胃の働きを助ける効果や、リラックス効果も。さっぱりとした風味が食欲を引き出してくれるため、「なんだか食欲がわかない…」というときにもぴったりの存在です。
3:効果的に栄養をとる!おすすめは「大葉みそ」
大葉に含まれるβカロテンは油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。また、細かく刻んだりペースト状にすることで、細胞壁が壊れて栄養素が吸収されやすくなります。
ゴマ油やみそなどの調味料とあわせて炒めた「大葉みそ」は、風味も豊かでご飯のお供にぴったり。栄養をしっかりとりながら、毎日の食事にも取り入れやすいアレンジです。