気に入っていなくても「なんとなく」や「いつか使うかも」という思い込みでつい捨てずにもち続けてしまうものたち。YouTubeチャンネル「60歳からの幸せライフ」で人気のライフさんは、そうしたものについて、50代になってようやく「もういいかな」と思えるようになったそう。ライフさんが実感した、心地よい暮らしをつくるために必要な「似合わないものとの向き合い方・手放し方」について教えてもらいました。

ライフさん
「今の私」にしっくりくる服だけを、少しずつ選び直して
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「今の私」に似合うものだけを

若い頃には「似合っているつもり」だったもの、ずっと「なんとなく」続けていた習慣。それらが少しずつ、今の自分にしっくりこなくなってきたのは、50代を迎えてからのことでした。

服も、髪型も、持ち物も。見た目だけでなく、気持ちの上でも負担になっていたと気づいたとき、「無理してもち続けなくてもいいんだ」と、ふっと心が軽くなりました。

今回は、私が50代で手放してきた「似合わないもの」についてご紹介します。外見も、気持ちも、すっきりと整えたい方の参考になればうれしいです。

1.若い頃の「しっくりこない服」

クローゼット 服

何年も前に買ったけれど、なぜかしっくりこない。そんな服がクローゼットを占めていました。若い頃に似合っていた色やデザインも、年齢を重ねた今は顔映りが悪く感じたり、気持ちが落ち着かなかったり。

ある日思いきって手放してみると、選ぶ時間も、着るたびの小さな違和感も減って、毎朝がずっとラクに。今は“心地よく着られる服”だけをそろえています。

2.無理して履いていた、歩きにくい靴

ヒールの靴
歩きやすく、姿勢も整う。今の暮らしにちょうどいい1足

ヒールのある靴や、見た目はすてきでも足が痛くなる靴を「特別な日用」に残していました。でも、出番はほとんどなく、いざ履いてもどこか気が重い。

自分をよく見せようとしていた気持ちに気づいたとき、「ラクで、ちゃんと似合う靴がいちばん」と思えるように。履きやすくて、歩きやすくて、姿勢まで整う。そんな靴が、今の私の“相棒”です。

3.ずっと続けていたセミロングヘア

ライフさん

若い頃からなんとなく続けていたセミロング。長さをキープするのに手間もかかるし、正直、まとめるだけの毎日でした。

あるとき思いきって短くしたら、顔周りがすっきりして、気分まで明るく。似合う髪型って、年齢とともに変わるんですね。周囲からも「若々しいね」と言われ、髪型ひとつでこんなに気持ちが変わるのかと驚きました。