夏本番を迎える、湿度が高い今の時季にすませておきたい掃除について紹介します。アラフォーで夫婦ふたり、築35年の賃貸マンションに暮らす深尾双葉さんは、いつもの掃除ルーティンにプラスして行うことで、夏を快適に過ごす準備をしています。その、普段はあまり気にかけないという4つの場所と掃除方法について、レポートしてくれました。

湿度の高い季節は普段の掃除にプラスしてひと工夫
湿度の高い季節は普段の掃除にプラスしてひと工夫
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1:「湿気のたまりやすい所」に気をつける

玄関の下駄箱は湿気の溜まりやすい場所の代表格
玄関のゲタ箱は湿気のたまりやすい場所の代表格

家の中で湿気のたまりやすい場所は何か所かあると思います。わが家の場合は、「玄関」がその場所にあたります。

日が当たらないこと、そしてお風呂場と洗面所が近いため、とくに梅雨の時季はジメジメとした湿度を感じます。

普段の掃除で、ゲタ箱の中はほとんど気にかけていないのですが、さすがにこの時季はまめに中をチェックしています。革靴や裏面にカビは生えていないか、においに異常はないか。小さな除湿剤では効果が感じられなかったので、よりパワーのある除湿機をかけるようになりました。今、ほんの少し気をつけるだけで、真夏でも気持ちよく靴を履いて出かけることができます。

ほかにも、クローゼットなどの閉めっぱなしになっている場所は、風とおしをよくしておくことも大切です。私は除湿機が好きで使っていますが、サーキュレーターをかけることも空気の入れ替えになりよい方法だと思います。

2:ほどよい湿度と温度を生かして「ベランダ掃除」をする

ベランダ掃除は真夏より梅雨が最適です
ベランダ掃除は真夏より梅雨が最適です

真夏のベランダ掃除は、灼熱(しゃくねつ)の中、砂ボコリと汗にまみれながら行うのはなかなかの試練。暑い中での掃除は集中力も低下し、落とすべき汚れも見落としてしまいます。

そんなとき、試しに梅雨の時期に掃除をしてみたところ、思いのほかスムーズに進められました。

ほどよい湿度と温度が汚れを緩ませてくれるので、普段よりも手間をかけずにきれいに仕上げることができます。掃除をしたあとに雨が降るとまた汚くなってしまうのではと思っていましたが、私の実感としてはさほど気になりませんでした。もし気になる場合は、ざっと全体にぬるま湯を流せば、またすぐにきれいな状態に戻ると思います。

ベランダ掃除は今がいちばんのよいタイミングだと感じています。