朝起きると体がダルい、なんとなく元気が出ない…。それは夏の疲れがたまっているのかもしれません。
「“なんだかダルい、食欲がない、ぐっすり眠れない…”など、この時期に感じやすい不調は、姿勢を改善することで、みるみるよくなるんですよ」と教えてくれたのは、記憶に残る2015年ラグビーW杯で、日本代表のトレーナーを務めた佐藤義人さん。
自宅ですぐできるストレッチを教えてもらいました。
ラグビー日本代表を支えたトレーナー直伝!夏疲れがリセットできるストレッチ
「私たちは6~8kgもある頭部を支えながら生活しています。姿勢が悪いと、その負荷が間違った形で体にかかり続け、使い方の悪い筋肉はどんどんかたくなってしまうんです。そうすると、老廃物がたまりやすくなり、疲れの原因に。筋肉が動くように“しつけ”し直すだけで、疲れにくい体に変わっていきます」
まず挑戦してほしいのが、背中の中央にある「多裂筋(たれつきん)」を刺激する「壁ペタのばし」。最初は無理のない範囲で腰を落とし、徐々に位置を下げていきましょう。
●1:腕を上にのばして、壁に手のひらをつける
すべての画像を見る(全4枚)両足を肩幅に開いたら、壁に向かって立ち、つま先を壁につける。両腕を真上にのばして、壁に手のひらをつける。このとき、胸が壁から離れないようにして。
<難しければこうしてもOK>両腕を真上に上げるのが難しい場合は、Yの字ほどの開きでもOK。肩への負担が減り、ストレッチがラクになります。
●2:壁に胸をつけたまま、5秒かけてぐっと腰を落とす
手のひら、胸、ひざを壁につけたまま、息を吐きながら5秒かけてグッと腰を落とす。このとき、お尻をつき出しながら、背中を縮めることを意識して。腰を落としたら、1の姿勢に戻る。1→2の動き10回を1セットとし、短い休憩を挟みながら3セット行って。
<難しければこうしてもOK>腰に痛みや違和感を覚えたら、つま先を壁から5cmほど離して行うのがおすすめ。ただし、離しすぎてしまうと、背中に効かなくなるので注意しましょう。
ほかにも、8月2日発売の
ESSE9月号では、夏の不調を改善するエクササイズを教えてもらいました。こちらもぜひチェックを!
※妊娠中やその可能性のある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断してください