「完璧」より「自分のペース」の方が継続できる
すべての画像を見る(全4枚)毎日やろうとは思っているけど、“できない日があっても責めない”ようにする。完璧にやるより、優しく続ける方が自信になります。少しずつ深く曲げる腕立て、じわじわ増える自己肯定感がいいのです。
ピラティスを始めて5年目、「今の私」に合わせた軽やかな習慣が、じつはいちばん続くと実感しています。
そうは言っても、継続には強い意志が必要なんじゃないの? と思われる方もいるかもしれません。たしかに、やる気があればなんだってできる! という人の意志ほどあてにならないものはありません。だからこそ、言い訳ができない状況にしておくのです。
●習慣を継続させるためのちょっとしたコツ
・ベッドの脇にスマホを置かない→ついスマホを見てしまうのを防ぐ
・トレーニングウエアに着替えない→なにを着よう? と迷ったりする時間をつくらない
・ヨガマットを引かない→ラグの上でもできる内容にする
・トレーニングのレパートリーを増やさない→心の負担を軽くする
自分の「今」に目を向けられる時間
ベッドから起きたら、水をコップ1杯飲んで、ラグの上でお決まりのYouTube動画を見ながらストレッチヨガを始める。まったくの流れ作業のように。毎日同じことをやっていると、調子のよい日とそうでない日がわかるようになります。
たとえば、「今日は体が重い」「昨晩食べすぎてしまったせいで胃が動かない」という日もあれば、「体が軽くて気分も明るい」「さぁ、今日もがんばるぞ! と謎のやる気に満ちている」という日もあります。
「あ、今こういう状態なんだな」と、自分の体調や気分の“変化”に気づける。これって、忙しくしていた頃には見逃していた感覚かもしれません。
自分の“今”にちゃんと目を向けることができる時間。どんなに小さなことでも、“決めたことを自分で守れる”って、大人になってもすごくうれしい。そして、それが日々の安心感や、ちょっとした自信につながっているように思うのです。