50代から老後に備えて暮らしをコンパクトにする人が増えています。普段からものの少ない生活を送るのは、50代夫婦ふたり暮らしのミニマリスト・本多めぐさん。ここでは10年かけてものを手放した本多さんに、捨て活スタートにおすすめの「1日1捨」を伺いました。

これから捨てる予定のもの。左上からアース線、民間療法薬、帽子止め、カード類、ピルケース、腰痛バンド
これから捨てる予定のもの。左上からアース線、民間療法薬、帽子止め、カード類、ピルケース、腰痛バンド
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いきなり大きなものは捨てられない。数年かけて慣れる

今ではミニマリストの私ですが、最初は手放すことに抵抗がありました。捨てたあとに困らないか不安になり、罪悪感もあったのです。意識が変わってスムーズに手放せるようになるまで数年はかかりました。ですから、ものを捨てた経験の少ない人が突然捨て活をするのは難しいと思うのです。

そこでどんな人にもおすすめできるのが「1日1捨」です。毎日ひとつ捨てるだけなのでハードルが低く、経験を積むことができて効果的だと感じています。また、続けることで習慣づいて抵抗感も減り、しだいに不要な大きなものも捨てられるようになるのです。また、SNSで公開することでやる気もアップし、継続しやすいというメリットも。

1日1捨で捨てたもの7つ

では、私が実際に捨てたものを7つ紹介します。

●1:無印良品のボーダーTシャツ

無印良品のTシャツ

生地がしっかりしていて7~8年長もちしました。定番服で重宝したし、まだ似合うとは思うのですが…手もちの服に合わせにくく出番が少なくなったので手放します。もとは充分とったので満足です! 長い間ありがとう。

●2:洗濯バサミ

洗濯バサミ

引っ越したらベランダが極狭で物干し竿が置けず、洗濯バサミを使わなくなりました。以前は天気のよい日に使っていました。役立ってくれてありがとう。

●3:長財布

長財布

お気に入りの牛革長財布。色違いで購入して2代目でしたが、現金を使うシーンが減ったので手放します。長い間ありがとう。

●4:まな板

まな板

30年以上使い倒しました。ひとり暮らしをする際に購入した記憶あり。今はキャンドゥの軽いまな板を使っているので、こちらは使わなくなりました。30年もありがとう!