忙しくても気軽に続けられる、「ゆるぬか漬け」の魅力を紹介します。50代で築50年の団地でひとりで暮らすきんのさんは、無印良品の発酵ぬか床でつくるぬか漬けのおかげで食卓が豊かになり、家飲みも楽しくなったそう。夏野菜が安く出回り始めるこれからの時季が始めどき! 「ゆるぬか漬け」についてレポートします。
すべての画像を見る(全7枚)コンパクトで手入れがラクなぬかどことの出合い
祖母がつくる「ぬか漬け」は朝食に欠かせない1品で、子どもの頃からよく食べていました。
初めてのひとり暮らしの際に、自分もつくりたい!と挑戦したものの続かず断念。以来何度も挑戦しては挫折を繰り返し、自分には向かないと諦めていました。
郊外の団地に暮らし始めた50代で、地元で採れる旬の野菜に出合い、野菜本来のおいしさに目覚め、休日は無人販売の野菜を購入したりしているうちに、またぬか漬けを始めてみたくなりました。
失敗した経験から、ぬかどこづくりから始める本格的なぬか漬けは自分には向かないと割りきることに。
「すぐに漬けられる」「手入れは週1でOK」「冷蔵庫で保管できる」が売りのぬかどこを探し、無印良品の「発酵ぬかどこ」を購入しました。価格は1000円以内だったので、失敗してもそれほど痛くはありません。
ジッパーつきの袋でそのまま漬けることができるのも魅力。ひとり暮らしなのでたくさん漬けても食べきれなくなるため、コンパクトなサイズが管理をしやすくちょうどいい。
手入れもラクなので失敗することも少なく、ぬか漬けのハードルがかなり下がりました。
意外と懐が広い「ぬか漬け」の魅力
手入れがラクなおかげで、今までよりも容易にぬか漬けを楽しむことができます。定番のキュウリやナス、ニンジンだけでなくさまざまなものを試し、意外な食材がおいしいぬか漬けに変身するという発見もありました。
「これをぬか漬けにしたらどうかな?」と、食品を見るとぬか漬けにしたくなるほどハマっています。
最初はジッパー袋のまま漬けていましたが、半端に余った野菜などをどんどん入れていたら食材の出し入れやかき混ぜがしにくくなったので、ぬかどこを容器に移すことに。
ちょい足し食品を入れて、お手軽に自分だけのぬかどこを育て始めるようにもなりました。
<オススメの「ちょいたし」アイテム>
昆布、鰹節、唐辛子、干しシイタケ、辛子、山椒、花椒(ホアジャオ)、ユズの皮
納豆についてくる辛子が余りがちなので利用したり、ぬかどこが水分でゆるくなったときに干し椎茸やドライフルーツを入れて水分を吸わせたり。案外なんでもOKで懐が深いのがぬか漬けの魅力! 日々いろいろ試して実験しています。