干したりたたんだり、細かい作業ばかりの洗濯。面倒に感じる方は「5倍速家事」で洗濯タイムを短くしませんか? ここでは「毎日の家事を圧縮」し、好きなことに注力する家事メソッドを紹介。小学生男子2人の母で整理収納アドバイザー1級のNagisaさんが教えてくれました。
すべての画像を見る(全4枚)「5倍速家事」で自分時間を生みだす
育児と家事で一生懸命だったときに「仕事」という新しくやりたいことが増えました。そのため長男が幼稚園から帰ってくるまでの5~6時間でやっていたことをギュッと1時間に短縮し、仕事の時間を生みだせないかと工夫したのが「5倍速家事」です。
「5倍速家事」は、ただスピードアップをすることが目的ではありません。部屋の仕組みや暮らしの組み立てを見直すことで小さな時短が積み重なり、時間を生みだすことにつながるのです。
洋服は全部たたまなくてもあっさり片付く
洗濯という家事には、「回収・洗う・干す・たたむ・片付ける」などのステップがあります。家族の人数が多い場合は、1日に何度も洗濯機をまわすでしょうし、量もとんでもなく多いはず。そして、夕方の忙しい時間にやってくる家事のフィナーレが、わが家の場合は「洗濯物の片付け」なのです。
洗濯物の片付けをラクにするために、わが家では基本、たたまなくてもいい仕組みにしました。クローゼットに余白をつくり、時間のないときは乾いた服をハンガーにかけたままクローゼットに移動するだけ。時間のあるときにたたんで片付けたらいいのです。息子たちの靴下もキレイにたたむのはやめました。
収納場所だけしっかりつくっておけば、そこに投げいれるだけでオッケー。パジャマは2~3セットでまわしていて、洗面所で部屋干しをしているときは、乾いたパジャマだけそのままとり込まずに置いていることも(笑)。
下着や靴下は兄弟で色分け
また、意外と時間がかかるのが「だれの洗濯物なのか?」の判断。わが家では仕分けをスムーズにできるよう、下着や靴下は兄弟で色分けしています。毎回タグやサイズを確認するのが面倒だからです。インナーも色分けしているので、子どもたちから「これはどっちの?」と聞かれなくなりました。
私は和室のハンガーラックに自分にとって「1軍」の服を収納しています。たたむのはインナーと季節外の服だけ。厳選された服だけになると、日々の片付けもグンとラクになるのです。些細なことですが、洗濯という家事がラクになるだけで、忙しい夕方が変わっていくと思っています。