孤独や嫉妬に悩むのはやめた
年を重ねることも悪くないなと思うのは、なにか困ったことが起きたときかもしれません。これまでに身についた自分なりの方法で対処できるたび、「年を重ねたおかげかも」と感じるのです。
だからこの先、再び孤独を感じることがあったとしても、うろたえることはないんじゃないかと思います。以前地域ボランティアに飛び込んだときのように、また新たな人間関係をつくれる場を探せばいいと、自分でわかっているから。
年々、心が揺らがないようになっているのは、これまでの経験が私を強くしてくれているからなんだと実感します。
●自分なりの対処法で穏やかな心をキープ
そういえば最近またひとつ、経験から身についたことがあるんです。それは、人をうらやむ気持ちとのつき合い方。
学生時代から、人に対して「うらやましい」と感じることはよくありました。きれいな人、頭がいい人、人気がある人…。クラスメイトを見ては、あんなふうになりたいなと思ったものです。
その気持ちの根底には、「どうして私がもっていないものを、あの子はもっているんだろう」と腹立たしく思う気持ちが潜んでいることがよくあって。その気持ちがなにかの原動力になればいいけれど、うらやんでいるままだと最悪の場合、相手との関係を壊してしまいかねません。
かつての私は自分がもっていないものを欲しがるばかりでした。でも、自分が置かれている場所にも幸せはいっぱい隠れているんですよね。人と比べる人生より、自分に満足して生きる人生のほうがずっといいなと気づけた今、人をうらやむ気持ちと上手につき合えるような気がしています。
ライフさんの著書『元専業主婦・今ユーチューバー 64歳、やめて捨てたら手に入った、幸せな暮らし』は現在発売中。YouTubeでも反響のあった友人関係の話や、すっきり暮らし、おしゃれの引き算など、ライフさんの身軽な生き方がたくさん紹介されています。
