使い勝手のいいキッチン事例を紹介します。レイアウトはⅡ型を選択。大型食洗機や水洗いだけで掃除完了の換気扇、シンク下のゴミ箱、汚れに強いキッチンパネルなどを採用しています。家事も掃除もしやすくて大満足の自宅の様子をライターがレポート。
すべての画像を見る(全7枚)キッチンはⅡ型を採用し、LDKの正面に配置
夫と4歳、2歳、1歳の子どもの5人家族のわが家。2024年6月にハウスメーカーで2階建ての注文住宅を建てました。
存在感のあるキッチンは「グラフテクト」というメーカーのものです。レイアウトはⅡ型をセレクト。家族みんなでキッチンに立てる仕様にしました。
シンクに横並びのダイニングなので、配膳や片付けもしやすいのがポイント。以下の説明していく5つの設備で、掃除もとても簡単です。
1:とにかくお手入れ簡単なレンジフード
筆者にとって、大掃除でいちばん掃除したくないレンジフード。選んだのは、タジマレンジフードの「フェリーチェ」という商品です。グラフテクトキッチンのショールームを見学したときに、掃除のしやすさを説明してもらい、即決しました。
レンジフードの内部は油がつきにくく、ファンから落ちた油はオイルトレーに集められます。実際掃除してみると、整流板を外してパネルとオイルトレー、ファンをすべて水洗いするだけ。普段は本体をふき上げればキレイが保てるので、掃除を苦に感じません。
2:水ぶきで油汚れがすぐに落ちるキッチンパネル
コンロ横の壁とレンジフードの背面には、アイカ工業の「セラール」というキッチンパネルを採用しました。水ぶきだけですぐに油汚れが落ちます。
本来であれば、キッチンの背面をすべてキッチンパネルにした方が、見た目もよく汚れがつきにくくなります。ですが、予算オーバーになるため油が飛びやすい位置のみに配置。残りは防水や耐熱に優れたクロスを選びました。いまのところ、クロス部分も汚れは目立ちません。
3:汚れたままの食器が入れられる大型食洗機
大幅な家事の時短がかなう「ボッシュ」の食洗機。家族5人分の食器や大きい鍋も余裕で入る大容量、乾燥機能つきでふき上げの必要もありません。乾燥後は食器をしまうだけ。
さらに、食洗機のお手入れ方法もとっても簡単です。1~2か月に1回程度、食洗機専用洗剤を入れてマシンケアのボタンを押すだけでOK。ズボラな筆者は大助かりです。
4:シンク下のオープンスペースにゴミ箱を設置
設計の際、「シンク下はゴミ箱を設置しよう」と計画したため、扉や収納はつけずオープンタイプにしました。結果、リビングから見たときにゴミ箱が見えることはありません。シンク下にあるため、調理中に出たゴミをサッと捨てられるのもとても便利です。
ゴミ箱は、カインズの「棚下で使えるダストボックス45L」(税込2480円)を3つ置いています。シンク下の奥行や高さを測ってから購入したのでサイズもぴったりです。
5:ダイニング側に収納をプラスし、リビングの散らかり防止
オプションでダイニング側に収納をつけました。奥行は214mm。中は可動棚になっていて、好みの高さに変更できます。収納ボックスを使えば見た目もすっきり。体温計や爪切り、文房具などたくさん収納可能で、まだ空いているスペースがあるほどです。この収納のおかげで、リビングが散らかりにくくなりました。
収納扉の上部分はマグネットになっているので、子どもは開閉が難しいようです。そのため中のものを出すなど、いたずらされることもありません。
「スタイリッシュな見た目」と「掃除のしやすさ」の両方にこだわったキッチン設備。使ってみたら思った以上にお手入れが簡単で、キッチンに立つのが楽しい毎日です。