肌が老けてしまう大きな原因のひとつが「酸化」。リンゴが空気に触れると茶色く変色するのも酸化で、これが肌に起きると「肌サビ」とも呼ばれ、シミ・くすみ・毛穴目立ち・シワなど肌老化の原因になります。対策はスキンケアに加えて、食べ物で内側からもケアするのも効果的。酸化による肌老化=肌サビを防ぐ「栄養素」と「身近な食材」について、皮膚科専門医の小林智子先生に聞きました。
すべての画像を見る(全5枚)“肌サビ”と闘う美肌栄養素ベスト4
肌サビの予防には、酸化ストレスに立ち向かう「抗酸化作用」界の4つのスター栄養素をとるのがいちばんの対策に。「ニンジン(ビタミンA)をオリーブオイル(ビタミンE)で炒める」など、複数の栄養素を組み合わせると、さらなる相乗効果も期待できますよ。
【1】ビタミンA/粘膜を丈夫にし、ターンオーバーを促進
美肌を助けるビタミン。動物性食品に含まれるレチノールのほか、色の濃い野菜に含まれ、必要に応じて体内でビタミンAに変わるβ-カロテン(カロテノイド)があります。
・多く含む食材:レバー、ウナギなどの動物性食品。緑黄色野菜、ニンジン、トマトなどの赤や黄色の野菜
【2】ビタミンE/抗酸化&血行促進で肌老化の速度をダウン
アンチエイジングに注目されているビタミン。脂質の酸化を抑え、酸化ストレスの蓄積を防ぎます。また、血行を促進して肌に栄養を届けるほか、バリア機能を強化する効果が。
・多く含む食材:アボカド、カボチャ、鮭、オリーブオイルなどの油脂類、アーモンドなどのナッツ類