簡単なのに繰り返しつくりたくなるレシピをYouTubeで発信している、60代のkafemaruさん。子どもたちの独立をきっかけに、数年前に夫婦ふたりで思いきって地方に移住したというkafemaruさんは、食事にも大きな変化があったと言います。ここでは、kafemaruさんの年齢を重ねた夫婦ふたりのリアルな献立とレシピをご紹介します。

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年齢を重ねる中で食事も変化したというkafemaruさん
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60代、暮らしも食事も「無理せず、急がず」

現在60代のkafemaruさんは、子どもたちが独立して夫婦ふたり暮らしになり、数年前に地方に移住しました。古民家を自分たちでリフォームしながら、お互いマイペースに日々を過ごしています。

そうした暮らしの中で、日々の食事についても、「無理せず、急がず」を大切にしているそう。

「仕事や子育ては一段落しているので、『短時間で料理をしなければ』というプレッシャーはありません。2人のその日のスケジュールや家仕事、おなかのすき具合に合わせて、『そろそろかな』とキッチンに立ちます」(kafemaruさん、以下同)

そして、ほぼ毎日3食ともふたりで食卓を囲むというkafemaruさん。

「朝は食べやすいワンプレート、昼は丼や麺類などの一品メニュー、夜はお酒を飲みながらつまめるもの、というのがいつものパターン。子どもたちが独立してふたり暮らしになってから、たわいない会話をしながら、食事の時間を楽しんでいます」

夜ごはんはお酒と一緒につまめるものを

夕飯

「1日の終わりはリラックスして食事を楽しみたいので、気負わずつくれる、手軽なメニューばかり。ふたりともお酒が好きなので、主菜というより、副菜やおつまみが中心。軽く飲みながら少しずつ食べて、たりなければ冷蔵庫から常備菜を出したりと、かなりゆるい感じです」

●豆腐のチゲ鍋

【材料(2人分)】

  • 豚薄切り肉 100g
  • 長ネギ 1/2本
  • 豆腐 200g
  • 白菜キムチ 80g
  • 水 2と1/2カップ
  • みそ 大さじ1
  • 顆粒鶏ガラスープの素 小さじ1
  • 酒 大さじ1
  • ラー油 少し

【つくり方】

(1) 豚薄切り肉、長ネギ、豆腐、白菜キムチは、それぞれ食べやすい大きさに切る。

(2) 鍋に水、みそ、顆粒鶏ガラスープの素、酒と、(1)の具材を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火で10分ほど煮る。最後にラー油を少したらす。

●しらすの米粉ピザ

【材料(2人分)】

  • 絹ごし豆腐 100g
  • 米粉 60g
  • 片栗粉 10g
  • きび砂糖 5g
  • ベーキングパウダー 4g
  • 塩 1g
  • オリーブオイル 小さじ1/2
  • 湯 大さじ1
  • しょうゆ 少し
  • マヨネーズ 大さじ1/2
  • シラス 40g
  • ピザ用チーズ 30g
  • 万能ネギ(小口切り) 大さじ1

【つくり方】

(1) 絹ごし豆腐は軽く水きりしてザルでこす。ボウルに入れ、きび砂糖、塩、米粉、片栗粉、ベーキングパウダーを加えてよく混ぜる。

(2) (1)の生地をクッキングシートの上で直径16cmの円形に成形し、オリーブオイル小さじ1/2を中火で熱したフライパンに、シートごとひっくり返して入れる。

(3) 片面が焼けたら、上下を返して反対側も焼く。最後に湯大さじ1を加えてフタをし、蒸し焼きにする。

(4) (3)にしょうゆ、マヨネーズを塗る。シラスとピザ用チーズ、万能ネギを散らし、オーブントースターでチーズが溶けるまで焼く。