本当に必要なものだけをそろえ、すっきりと快適に暮らせるようになる「買い物をするときの心がけ」を紹介します。教えてくれるのは、小学生の子ども2人と団地で生活し「持たない暮らし」の情報発信や、片付けサポートの仕事をしているかさもさんです。

かさもさんキッチン
自分にとって「本当に必要なもの」を見極める心がけとは?
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自分の価値観、本当に必要なものを把握しておく

かさもさんの家

母子3人、少ないもので身軽に暮らしていますが、必要なものはすべて持っています。そんな私でも、衝動的に欲しいものが出てくることもあります。

衝動買いをしたくなるのは、SNSを見たときやネットショッピング、ウィンドウショッピング中が多いですよね。どれも商品をよく見せたり、便利な使い方で魅力的な紹介や声かけをしてきます。

そんなとき、つい衝動買いしてしまう方の多くは「自分の持ちものを把握していない」「不便なく暮らせるくらいのものを持っていることに気がついていない」という特徴があります。「結局使う頻度は少なかった」「似たものを持っていた」「自分には使い勝手がよくなかった」そんな、衝動買いしてから後悔したものはありませんか? 

それって自分軸で買っていないからかもしれません。価値観や暮らしに必要なものは人それぞれ。他人のおすすめをそのまま鵜呑みにして購入してしまうと、失敗が多くなります。自分の場合はどうだろう?と、衝動買いする前に考える時間が必要です。

欲しいものが出てきたら、まず「天秤にかける」

かさもさん子どもの作品

流行りや他人軸に流されずに、自分で決めるためには「天秤にかける」ことがポイントになります。

たとえば、雑誌やSNSですてきなインテリアを見ると「可愛い!」「欲しい!」「わが家のここに置きたい!」など思うことはよくあります。そんなときはすぐ買おうとせずに、今家にあるものと比べるのです。

私の場合、なにより大切でお気に入りのインテリアは「子どもの作品」。衝動的に「欲しい!」と思ったインテリアと、子どもの作品を天秤にかけて「どちらが自分にとって価値あるものか」で判断します。決まって勝者はいつも「子どもの作品」。私にとって子どもの作品は、それほど価値が高く、思い入れがあるものなのです。

このように、今持っているものと、衝動的に欲しくなったものを、頭のなかで天秤にかけてみましょう。

・どうしても必要なものなのか?
・なぜ欲しいと思ったのか?
・周りや流行に流されてはいないか?
・買い換えることで便利になるものなのか?

そんな問いかけを自分にしながら、今持っているものと天秤にかけてみてください。