カシミヤのセーターにも毛玉はできる

よく「フランス人はいつも同じ格好をしているように見える」とフランス人をよく知る人から聞きます。それは自分のスタイルが確立しているからにほかなりません。

自分のスタイルが決まったときに、シンプルな黒いカシミアのセーターがワードローブの基本になったとします。基本の服は上質なもので揃えるのがフランス人らしいと思いますが、これについては「おしゃれな人」と「いつも同じでだらしない人」の差が出るところがあります。それは基本のワードローブをメンテナンスしたり、見直せているかどうか? と言うこと。

すてきなフランス人は同じ黒いセーターを何気なく着ているように見えて、じつはしっかりメンテナンスしたり、自分の体型やその時の流行に合わせてマイナーチェンジをしているのです。そうして「いつも同じようにシックな人」に見せていると感じます。

「あの人、セールで服を買ったね」と悟られないおしゃれ

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いつもなら買わないけどセールで安くなっている服を思い切って買う人もいるでしょう。でもフランス人はいつものワードローブをメンテナンスもしくは少しグレードアップさせるような方法でセールを使っていると感じます。

少し高かったカシミアのセーターも毛玉がいっぱいついているのなら、リニューアルしながら自分スタイルを貫きます。

「おしゃれはさりげなく」と言うのがフランス流なのではないでしょうか。