運を好転させるために最も重要な要素とは？
自己肯定感の第一人者で心理カウンセラーの中島輝さんは、「すべての人に運というものはあって、それを肯定的に『これだ』とつかみ取る力をもっていることが、運をうまく手に取ることができる条件だと思います。自己肯定感をもち、すべてを肯定的に捉える知恵をもつことが、運を好転させるための最も重要な要素なのです」といいます。
「奇跡の心理カウンセラー」と呼ばれる著者が、あなたの運が絶対によくなる方法とその理由を詳しく解説します。
運のいい親の子どもは運がいい。内向的でも気にしない
内向的な親から内向的な子どもが、外交的な親からは外交的な子どもが生まれる可能性が高いと言われています。
しかし、子どもが親の性格に似てしまって内向的すぎる（もしくは外交的）…などと、必ずしもネガティブになる必要はありません。現在ではそれぞれの特性もポジティブに活かす方法が多く存在します。
たとえば内向的な子どもはゲームや集中力を要する活動に優れることがありますし、外交的でないからこそ深い思索や独自の視点を持つこともあります。その逆もしかりです。
内向的だ、外交的だとか、あの人はポジティブだとかネガティブだとか、決めつけるのでなくその特性をどう捉え、どう活用するかが重要です。
父親と母親が運のいい人生を創る
積極的に生きることは、後天的に可能なことであり、自分の意志で主体的に動くことができます。
内向的であろうが外交的であろうが、ポジティブであろうがネガティブであろうが、アクティブな捉え方を持ち、積極的に自分の特性を活かすことで、より充実した人生を送ることができるでしょう。それでも生きていれば否定的に扱われることもありますが、その特性を受け入れ、積極的に活用することで、豊かな経験を得ることができるのです。
お父さんとお母さんが運のいい人生を創る方法を理解している場合、その考え方や習慣は子どもにも影響を与えます。子どもは、いい環境といい習慣のなかで育つことで、自分自身も運をよくする方法を学びやすくなります。
自分の人生は自分で創造していくことが運命を楽しむ方法
アメリカの子どもたちは、投資の勉強やお金の管理についての教育を受けることが多いです。これにより将来的にお金に対する健全な考え方や運用方法を身につけることができます。
対照的に、日本では多くの場合、成功の基準として「いい大学に入り、いい会社で働き、いい役職に就く」というステレオタイプが強調されます。そのため運命を自分で切り拓（ひら）くという考え方があまり浸透しないことが多いです。
自分の人生は自分で創り、自分の時間や表現方法も自分で創造していくことが運命を楽しむ方法であると理解できるでしょう。
ステレオタイプにとらわれず、自分自身で運をよくする方法をさらに探し、実践することが大切です。
※ 『ホントのあなたは絶対に運がいい！』（中島輝 著/扶桑社刊）から一部抜粋してお届けします。
