「必要ない」という意見も多い勝手口。そんな「残念な勝手口」を、家の建て替えの際に「なくてはならない存在」へ激変させたライターが自身の家についてレポートします。ゴミ出しや荷物の出し入れがとにかくラク。勝手口の場所と間取りを、ぜひ家づくりの参考に!
すべての画像を見る(全8枚)イマイチだった勝手口が新しい家で大活躍!
筆者は、妻と子ども2人の4人家族。2017年に築40年以上の中古の家(写真)を購入。その家で5年ほど生活したあと、2年前にハウスメーカーで、延床面積35坪の2階建ての家を建てました。
現在、新しく建てた家では、勝手口が大活躍しています。しかし、建て替える前の家では、勝手口を使うことはありませんでした。
2つの家に住んでわかったことは、本来、勝手口はあれば便利なもの。ただし、位置によっては無用の長物になってしまうということでした。
以前の家ではなぜ勝手口を使わず、今の家では重宝するようになったのか。間取りを比較しながら解説しましょう。
前の家の勝手口は配置と狭い通路が問題だった!
上は、建て替える前に住んでいた家の間取りです。古い家なのでもちろん、キッチンに勝手口がありました。しかし、ほとんど使うことはありませんでした。
使わなかった大きな理由は、その配置と通路の狭さです。勝手口からゴミステーションのある道路へ出るのが大変! 通路が非常に細く、ゴミ袋を持って通るには窮屈でした。
また、買ってきた食品などをキッチンに運ぶときも窮屈。駐車場から遠いので玄関から入り、リビングを通って運び込むことに。
この経験から、家を建て替える際には、以下の2つのことを実現したいと考えたのです。
・勝手口からのゴミ出しがスムーズな場所につくりたい
・荷物の出し入れが簡単にできる間取りにしたい