教育費や老後資金…貯めるべきだとわかっていても、なかなか貯まらないもの。その悩みを解消するため、2025年版「お金が貯まる黄金比」をファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに伺いました。ここではお子さんの年齢順で、小学生・中学生・高校生・独立済もしくは夫婦ふたり暮らしの家計ケースを紹介します。
すべての画像を見る(全9枚)家計の黄金比をチェック!今年こそ“貯まる家”に
「不安を取り除くために、今すぐ家計費をチェックしましょう。“家計の黄金比”が参考になります」と畠中雅子さん。家計の黄金比とは、貯めている人が実践している理想の支出バランスのこと。
「自分の家計と黄金比を比べて、割合が大きく上回っている費目は使いすぎの可能性大。重点的に見直すことで、貯まる家計に変われます」(FP・畠中さん、以下同)
ただし、たとえば「食費が多いけど、食べるのが好きで削りたくない」という人は、食費以外の支出から削ってもOK。
「最終的に重要なのは、貯蓄の理想の比率を守ること。守れない原因を黄金比で探り、自分にとってベストな黄金比を見きわめて」
ライフスタイル別“貯まる家計”の黄金比
ライフスタイルの変化で、“貯まる家計”の黄金比は変わります。貯めどきにはしっかり貯め、貯めにくいときも、少額でも貯められる家計へ!
※ここでは、夫が会社員、妻がパートまたは専業主婦、子ども1~2人の家庭を想定しています。子どもが2人の場合は、第1子の年齢が当てはまる表を参照してください
1:<子どもが小学生>貯蓄がんばる期
教育費の負担が少ないこの時期は、貯蓄の最大のチャンス!
●黄金の比率
「習い事や塾代で、無理は絶対に禁物。最低でも手取りの10%を先取りで貯め、残りで生活する習慣をつけて」
●世帯の手取り月収が40万円なら
貯蓄40000円(貯蓄のチャンス!)
食費52000円
住居費100000円
水道・光熱費28000円
通信費24000円
保険料28000円
日用品費8000円
被服費8000円
レジャー費12000円
交際費8000円
子ども費40000円(無理は禁物!)
こづかい40000円
その他12000円