LDKから離れた場所に書斎をつくると、静かで仕事がはかどります。1年半前に平屋の家を建てた日刊住まいライターは、リビングから離れた寝室の奥に2.3畳の書斎をプラン。壁一面は大量の本を収納する本棚にしました。仕事に集中できて、手を伸ばせば必要なものになんでも届く快適空間に満足しています。しかし、子育て世代ならではの後悔ポイントも。詳しくレポートします。

書斎の全景
日中はだれも来ない寝室の奥は、テレワークにも最高!
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新しい家の希望は「自分の書斎」と「大型の本棚」

壁一面の本棚がある2.3畳の書斎

わが家は、筆者夫婦と子どもふたり(3歳、1歳)の4人家族。1年半ほど前に、延床面積31坪の東西に細長い平屋の家を建てました。

本が大好きな筆者は、新しい家に自分の書斎と大型の本棚が欲しいと考えていました。結婚前から収集していた趣味の本などが大量にあり、それを収納できる自分だけの書斎を持つことが憧れだったのです。

リビングから遠い寝室の奥は静かで集中できる!

間取り図

わが家の書斎は、リビングから離れた寝室の奥にあります。じつは、間取りを考える際、寝室の隣に設けたウォークインクローゼットの位置と迷いました。しかし、この場所に配置することに。結果、これが大正解だったと思っています。

いちばんのメリットは、家族のいるリビングからより離すことで、仕事や読書に集中できる、静かな空間を手に入れられたことです。

ちょうどコロナ禍に家づくりを始めたこともあり、新しい家でリモートワークできることは、必須条件でした。小さい子どもがいるため、自宅で集中して作業できるか不安でしたが、この間取りのおかげで快適な仕事空間に。

寝室の奥に書斎がある家の間取り図

ウォークインクローゼットの外は駐車場と道路です。ですから、もしこの場所に書斎を配置していたら、道路からの視線が気になり、今よりさらに小さい窓しかつけられなかったと思います。また、この場所は、水回りの目の前なので、洗濯物を収納するときの動線もコンパクトでスムーズです。

書斎があるのは、北側の角。この場所につくったことで、適度な採光と静けさが手に入りました。