運動は「運を動かす」もの。40代からは絶対必要
「運動は運を動かす」という言葉は、同い年の友人、ファッション・占いエディターの青木良文さんの名言。運動、確かに運を動かす——と書きます。精神は体に宿る。動かして巡らせて。
ためない体でいることは、気持ちを健やかに保つことにもつながります。あとは、人生100年時代、できるだけ自分の乗り物である体を、ベストに近いコンディションでキープしたい、というのも。
女性は閉経後、急激に骨が脆くなるため、筋肉をきちんとつけておくことも重要だと感じます。
「せずにはいられない」歯みがきと同じように、続けられる環境をつくる
体重をコントロールするだけでない運動の意義を見ると、歯みがきと同じように習慣にするべき。大事なのは、続けられる環境をつくること。「せずにはいられない」状態になったら、こっちのものです。
・自転車や徒歩で通える
・予約が開始10分前まで取れる
・朝早いレッスンがある
・知り合いがいない
私が今行っているヨガとピラティスのスタジオは、こんな条件をクリアしているので続いています。習慣化するために大事なことなので、社交も有名なインストラクターである必要も、ないのです。
小さな体の変化を見逃さず、今日から一歩踏み出そう
もちろん、朝晩のウォーキングやジョギング、YouTubeのセルフエクササイズでもいいと思います。体力が少し落ちてきたかな。体が重いな。着たい服が着られなくなってきたな。そういう小さなきっかけを見逃さずに、始めましょう。
繰り返しになりますが、運動は、洗顔や歯みがきと同じくらい大事な、人生のルーティンです。「そうですね……、（いつかは）」と思った人、今日から始めましょう！
『見て触って向き合って』（マガジンハウス）では、大草さんのファッションはもちろん、肌や体、心との向き合い方について紹介しています。日常に取り入れられる工夫がたくさん詰まった1冊です。
