片づけをすると、「手放すことができないもの」が見つかります。とくに思い入れがあるものは、今後使うことはないとしても手放しづらいもの。「なにかに使えたら」「だれかが使ってくれたら」と考えるのではないでしょうか。「実家の片づけをしたとき、両親が使っていたものがたくさん残っていました」というのは、父がを亡くし、母が介護施設へ入居したことで実家を片づけたライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。その中から、自身がリユースをして役立っているものを紹介してくれました。
すべての画像を見る(全5枚)1:定番デザインのマフラーはこの時季使える
実家の片づけで捨てなくてよかったもの、1つ目はマフラーです。捨て上手な人は「洋服は流行がまた来ても、昔とは微妙にデザインが違う。だから捨てた方がいい」と言います。けれどマフラーは、今も昔も無地かチェックのものが圧倒的に多く、変わらず使えるものだと感じました。
私に似合うデザインのものを3本持ち帰り、愛用しています。電車に乗ったときや店内に入って暑くなったときに着脱しやすく、温度調整に便利です。
夏が長くなり秋が短くなった近年、出番が減った薄手のアウターよりもマフラーで朝晩の冷え込みに対応するようになりました。アウターよりコンパクトになるところも高ポイントです。
2:シンプルな黒いショルダーバッグは慶弔用に
2つ目はシンプルな黒のショルダーバッグ。母が主に慶弔用として使っていたものです。私も黒バッグはもっていましたが、それは20代後半に買ったもの。アラフィフになった身にはチープになり、母のバッグの方が似合ったので交換しました。
今は「めったに使わないものにはお金をかけない」という考えもありますし、レンタルという選択肢もありますが、シニア世代は違います。質がよく、デザインも気に入ったので譲り受けました。
シンプルなのでときどき普段使いもしており、手入れをしながら長く使っていくつもりです。