後悔2.窓を多くつくりすぎて家具が置きにくい
すべての画像を見る(全9枚)間取りを考えたとき、「自分はどういった場所が好きか?」考えました。すると、「開放的な窓がある空間」が好きだと気づいたのです。
そして、本を見ていて、こんな家にしたいと思う家を発見。リビングの2か所に、掃き出しのコーナー窓のある家でした。それを参考にしてつくったのが、写真のリビングです。東側と南側の2か所に掃き出し窓があります。
開放感は手に入りましたが、コーナーにわずかに壁があるだけのリビング。4面のうち2面が窓、もう1面は小上がりの和室。壁が少なすぎて家具配置が難しくなりました。
家づくり当初の筆者は、実用性よりもロマンばかり追いすぎていた気がします。
後悔3.ベランダまで遠くて洗濯動線が悪い
わが家にはランドリールームがありません。洗面脱衣所に洗濯機を置いて、洗濯物は2階のベランダに干すスタイルです。
ランドリールームをつくらなかった理由は、外干しが好きだから。それに、ドラム式洗濯機を使っているので、外干しができない雨の日も乾かせると考えていました。また、面倒くさがりの筆者がランドリールームに干しっぱなしにしそうな懸念も。
こうした理由から、あえてランドリールームは、間取りから省きました。しかし、住み始めると洗濯動線に問題が。ベランダへは1階の洗濯機のある場所から、狭い階段を上がらないとたどり着けません。
ぬれた洗濯物をカゴに入れて上がると、ベランダは寝室の奥。出入り口を開きドアにしたので、出入りにもひと苦労です。そして、取り込んだ衣類は、別の場所にあるクローゼットへ運ばなければならず…。洗濯物が全然片づきません。
ランドリールームをつくっていても、片づいていなかったかもしれません。それでも、衣類を片づけるのが苦手だと、最初からわかっていたんだから、ほかの方法はあったはずです。
たとえばランドリールームとクローゼットを1か所にまとめるとか、もう少しは片づくであろう動線や間取りを、じっくり考えるべきでした。