自分らしさを棚卸しして、資産を見つける

仕事をする女性
※写真はイメージです
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昭和生まれ世代は、俗に忍耐力があると言われますが、その半面、自己犠牲に甘んじているとも取れます。つまり手放しベタだということ。世は平成から令和になり、AIが著しく進化して、これまで人がやっていた仕事も奪われつつあります。労働力がなくても産業は回っていく時代です。

でも自分という存在はAIにはつくり出せません。ということは、“自分らしさ”を売りにする時代がやってきたということなのです。だからこそ、これからはだれもがみな、自分らしくない道ではなく、自分が得意なことで社会に打って出てほしい。

では、そのためになにをすべきかというと、まずは、生まれてからこれまでの人生を棚卸しする必要があります。

この“棚卸し”の目的は、人生において無意識のうちに抱えてしまっている負債を手放すこと。そしてじつはちゃんと蓄えている自分の資産を掘り起こすことです。

ここでいう「資産」や「負債」とは、直接お金に結びつくものだけではありません。これからの人生に役立つものや得意なこと、笑顔になれる好きなことや、明日へのエネルギーとなる好奇心のタネなどが「資産」だとしたら、ストレスを抱えてしまうような環境や人間関係、自分の可能性を摘んでしまうようなマイナスの思考や、健康を害するような悪しき習慣などは「負債」です。

今からでも目標設定してみよう

人生100年時代、制約や我慢だけで生きていくには長すぎます。しかも、このインフレ時代に、貯蓄や資産がどんどん目減りするのを、不安を感じず見ていられるでしょうか。
より楽しく、より明るく60代からの黄金期を過ごすために、自分の中に眠っている資産を掘り起こして、攻めの姿勢で生きてみませんか。たとえば、“年金受給にプラスして10万円を稼げる自分になる!”を、目標に設定してみるのもいいかもしれません。

ええ? 10万円も? と思われるかもしれませんが、大丈夫。どんな人の中にもちゃんと「資産」はあるのですから。

 

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