野菜や発酵食品を多く使う韓国料理。「不老」のために取り入れたい、オイルやドリンク、食事について元ミスコリアで韓医学博士でもあるキム・ソヒョンさんに伺いました。キムさんが実践している「16時間断食」についてもあわせて紹介。医師の小林暁子さんによる解説も要チェックです!
すべての画像を見る(全6枚)「16時間断食」で体調の良さを実感!
確かな腕と親しみやすい人柄を慕って、日本からもクリニックに通う人が多い、韓方医キム・ソヒョンさん。
「50歳を過ぎた頃から、体が重く感じることが増えました。そこで、1年半前から続けているのが『16時間断食』。朝食後、8時間以内にランチ兼夕食をとり、16時間、空腹状態を維持します。空腹の時間を確保することで、細胞の老廃物などを自ら分解し、つくり替える“オートファジー”という機能が活性化。体調のよさを実感しています」(キム・ソヒョン、以下同)
食事の内容は、野菜や質のよい炭水化物、タンパク質などをバランスよく。食事をとらない時間も、水分はこまめにとります。
「韓国でも、炭水化物をダイエットの敵のように考える人がいますが、炭水化物は脳や腸の健康に欠かせません。朝食には必ず、白米に雑穀や豆を混ぜて食べています。なかでも最近注目しているのがカムット。タンパク質やミネラル、ビタミンなどが多く含まれ白米に混ぜて炊くと、モチモチしておいしいですよ」
※断食に関しては、妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談の上実践してください
エゴマ油を毎日スプーン1杯とる
体の炎症を抑えるα-リノレン酸を豊富に含むエゴマ油を毎日摂取。「低温圧縮法(エクストラバージン方式)で絞ったエゴマ油をスプーン1杯、サラダにかけたりそのまま飲んだりします」
粉末緑茶を加えた“不老フード”
ご飯を葉野菜で包む「サムパプ」。蒸したキャベツでご飯を包み、みそ、コチュジャン、ニンニク、水あめ、ネギ、唐辛子、ゴマに、抗酸化作用の高い粉末緑茶を加えたみそをつけて。「つい止まらなくなる大好きなレシピです」