ラク家事4:朝食セットを冷蔵庫に常備しておく

朝食セット
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冷蔵庫の中には、ふりかけや佃煮などご飯のお供になるものをまとめた和食用の朝食セットと、ジャムやバターなどパンに塗るものをまとめた洋食用の朝食セットをそれぞれまとめて用意しています。

こうしておくことで、時間のない朝でも簡単にサッと朝食の準備を行うことができます。

ラク家事5:家事の所要時間を把握、すき間時間に行う

ふき掃除

キッチン掃除には15分かかる、トイレ掃除には10分かかるなど、各掃除場所の所要時間を把握しておけば、すき間時間を使って掃除を終わらせることができます。「家を出るまであと15分あるからキッチンリセットをしてしまおう」などというように時間を有効に使えるし、未来の自分がラクをすることができます。

また、私はそれぞれの掃除にレベルを設けています。レベル1が最低限やらなければいけないいちばん雑な掃除、レベル4がもっとも丁寧な掃除。これは気分やモチベーションによって使い分けています。

「毎日がんばらないときれいな家に住めない」と思っていましたが、そんなことはないんですよね。

ラク家事6:自分が使いやすい収納を心がける

きっちり収納

多くの整理収納アドバイザーは、余裕をもたせた収納を推奨していると思います。たとえば、8割収納が基本です。この理由は明確で、ものを取り出しやすくするためです。私もこれにならおうと思った時期がありましたが、あるとき「自分は8割収納じゃなくてもいい」と気がつきました。ギリギリまでしっかりスペースを使いきりたい。すき間なくものを詰められると、パズルのピースがはまったような気持ち良さを感じます。

使いやすい収納とは、自分が使いやすく、原状復帰できればいいと思えればよいのです。同じ用途のものをまとめておく、長さや頻度で分けておくなど、自分のスタイルを見つけることが家事ラクにつながります。

ラク家事のおかげで、家も以前より整った

数年前に「自分の負担を減らしつつ、居心地の良い部屋には住みたい」という思いから、整理収納アドバイザーやクリンネスト1級などの資格を取得したのですが、がんばらない暮らしを送るためにこの資格が役立ちました。

驚くことに、今回紹介したラク家事を実践してから、以前よりも家の中が整ったと思っています。本やインターネットで検索して気になったラク家事をどんどん取り入れていくことで、暮らしがアップデートされました。

もしかしたら取り入れた後に「やっぱり自分には合わなかった」と失敗することもあるかもしれませんが、実際にはやってみなければわかりません。しかし、主婦歴30年という経験に裏打ちされた勘のおかげで、自分に合っているものを取捨選択するスキルは身についていました。そのため、個人的にはこれまでに大きな失敗をしたと思うものは今のところありません。