“制服化”で服の数を減らすことで、朝の支度もスムーズに

服の数を減らすためのアイデアのひとつが、コーディネートの“制服化”。あらかじめコーディネートのパターンをいくつか決めておくことで、ムダに服を増やさなくなり、毎朝の支度もスムーズになるのがメリットです。

「50代になる少し前、勤めていたエステサロンをやめて独立しました。以前はユニフォームのまま勤務先に通っていましたが、独立後は私服で通勤することに。でも、長く制服で通勤していたせいで、すっかりファッションにうとくなっていて。なにを着たらいいのか分からなくなっていたとき、“私服の制服化”という言葉を知って、取り入れてみることにしたんです」

ようさんワンピース
この夏はシンプルなワンピース3着をメインに着回し。「くたびれた感じが出てきたら手放します」
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どんなパターンで制服化しようか考えた末、コーディネートを考える必要がなく、さらにきちんと感も演出できるワンピースをメインにすることに。

「かつては、行き先や会う人、気分にあわせて変えられるよう、いくつも服やバッグを持たなくてはいけないと思い込んでいました。でも、実際に少ない服で過ごしてみると、クローゼットの管理もラクだし、朝の支度のときも迷わなくてすみます。家具や日用品と同じように、服も最小限のお気に入りだけに囲まれた“持たない暮らし”が心地よいと思うようになりました」

今は黒やベージュ、カーキといったシックな色味で、なおかつシンプルなデザインのワンピースがワードローブの中心となっているようさんですが、ライフスタイルや年齢の変化に応じて、柔軟に変えていきたいと考えているそう。

「いつかは、華やかな色が似合うおばあちゃんになりたいという気持ちもあって(笑)。数は今と同じように絞りつつも、そのときの好みに応じて、自分らしくファッションを楽しんでいきたいです」