3:親と離れていても「見守りサービス」があれば、いつでも安心!

見守り
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高齢の親と離れて暮らしていると、親の健康状態が気になるもの。そして、いちばん不安なことが「孤独死」かもしれません。とくに持病がある場合は、さらに不安を感じると思います。「そんな不安をなくすためにも活用してほしいのが『見守りサービス』」と服部先生は提言します。

「見守りサービス」は、遠くにいる家族の代わりに高齢者をサポートしてくれるサービスで、親と遠方で暮らす人にとっては心強い味方。見守りサービスにはいろいろな種類がありますが、代表的なのものに“訪問型”、“カメラ型”、“センサー検知型”の3つがあります。

まず“訪問型”は、定期的に専任のスタッフが自宅を訪れて、安否を確認してくれます。主に郵便局や電力会社、水道局などが行っていて、郵便局の場合は月額2500円から利用できます。もちろん、訪問するだけでなく、訪問時の状況を家族に知らせてくれます。
服部先生によると、訪問型には「自覚のない変化にもスタッフが気づいてくれるというメリットがある」といいます。

2つ目の“カメラ型”は、室内のカメラを設置して、その映像を離れた場所からスマートフォンやタブレットなどで確認できるというサービスです。遠方に住んでいても常に健康状態などを確認できるのがメリットですが、24時間・365日体制で監視されているため、プライバシーが気になるというデメリットがあります。

最後の“センサー検知型”は、人の動きや温度などを感知するセンサーを室内に設置し、異常を検知したら通知してくれるサービスです。機械の設置など初期費用が数万円かかることはデメリットですが、一度設置してしまえば機械が自動で状況を確認してくれます。

「見守りサービスについては、24時間見守りが必要なのか、週に1回程度で大丈夫なのかなど、状況や目的によって、どのサービスを利用するかを決めることが大切です(服部先生)

軽度生活援助事業、在宅配食サービス、見守りサービスを利用する際に相談に乗ってくれるのが、「地域包括支援センター」です。

地域包括支援センターは、高齢者を支えてくれる地域の相談窓口というべき存在です。原則として日常生活圏域に一つ設置されています。高齢者のさまざまな相談に乗ってくれる機関なので、親の住まいの地域を担当する地域包括支援センターを確認しておくといいと思います。

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