セルフチェックと検診で乳がんの早期発見を

乳がんのリスクが高い人は、初潮が11歳以下/閉経が遅い/出産や授乳経験がない/初産年齢が高い(高齢出産)/母親や姉妹など近親者に乳がんにかかった人がいる/飲酒習慣がある/喫煙者/閉経後肥満(肥満指数であるBMIが25以上)…などが挙げられます。

乳がんは乳房にできるため、セルフチェックで発見されることも少なくありません。胸がはりやすい生理前を避け、月に1度は入浴時などのタイミングで乳房を触ったり観察したりして、異常がないか確認しましょう。

そしてセルフチェックと同時に病院での検査も忘れずに。40歳以降は2年に1回のマンモグラフィが国で推奨されています。上記のリスクが気になる方は年1回、乳腺外科で超音波検査をすると、より精度の高い判定を受けることができるでしょう。

乳がんは、いまや約9人に1人はかかる時代。罹患率も30代後半からグンと増加します。乳がんの対策は、なによりも早期発見・早期治療です。セルフチェックと検診を欠かさないようにしてくださいね。