住んでみてわかった、横すべり出し窓の後悔ポイント
一方で、見落としていた横すべり出し窓のデメリットにも気づきました。下調べしていたものの、住んでみないとわからないことがあるものです。
●網戸が窓の内側なので開閉時に虫が入ることも
すべての画像を見る(全8枚)写真は北側にある書斎の窓です。筆者は、窓の見た目にばかり気をとられて、網戸のことを失念していました。ですから、最初は「窓の内側に網戸がある」という事実に驚きました。
横すべり窓にアクセスするには、網戸があいている状態でないといけません。つまり開閉の際に網戸も窓ガラスもあいている瞬間が生まれます。その隙をついて虫が室内へと侵入してしまうというわけ。
この構造のせいで、わが家ではこの1年、夏場や夜間に窓をあけることは、ほぼありません。景色をジャマしない網戸ですが、虫嫌いの筆者にとっては、デメリットに感じる部分でした。
●大きく開くには家の外にスペースが必要
写真は、寝室南側に採用した120×120cmの窓です。目の前が駐車場のため、寝室の窓をあけると、駐車スペースとの間にある通路にせり出してきます。
クルマから荷物を取り出そうとすると、ちょうど頭がぶつかるくらいの危険な高さ。横すべり出し窓は、大きければ大きいほど、あけたときに外側のスペースが必要なことを知りました。